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2020年10月14日 (水)

憲法の根本問題


近代成文憲法は欧米の政治思想・国家観を基礎にしており本来わが國體とは相容れないと思います。しかし、今更近代成文憲法を全面否定し絶縁することはまことに困難かと思います。

政府も国会も、皇室や日本の伝統よりも『現行憲法』の規定を重んじる姿勢を貫いているように思います。「憲法は権力の制限規範」とされています。日本天皇は、祭祀国家日本の祭祀主であらせられ、本来政治権力者ではあらせられません。『現行占領憲法』には、「第四条 天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と書かれています。歴史上も憲法上も権力者ではあらせられない日本天皇は、「権力の制限規範」である『現行憲法』によって規制される御存在ではあり得ないと思います。天皇・皇室は「憲法」を超越した御存在であると思います。

新しい元号は、新天皇が勅定されるのが伝統であります。しかし、令和の元号は、「天皇の事前許可を求めれば天皇の国政関与を禁じた憲法に反する」という考え方に基づき天皇の勅許をいただきませんでした。しかしそもそも元号の勅定は、天皇の権力行使ではないし、政治権力行為ではありません。「天皇の祭祀」の重要な事柄です。前述した通り天皇は権力者ではあらせられないのですから、権力の制限規範たる成文憲法に規制されません。臣下の権力機構たる政府が決めるということは、德川幕府でさえしなかった重大なる國體破壊であり伝統破壊でした。しかし現実にはこの度の御代替わりにおいてそういうことが行われたと私は思うのです。

「現行占領憲法」はまさに國體破壊・國體隠蔽の亡国憲法です。一刻も早く全面否定しなければなりません。「現行占領憲法」は「日本の歴史や伝統、わが国独自の国柄」についてはどこにも書かれていません。「現行占領憲法」はまさに無国籍・國體破壊・國體隠蔽の亡国憲法であると思います。一刻も早く改正か失効宣言が必要と思います。しかし、改正も失効宣言も文字通り「七十四年河清を待つ」難事です。しかも、先帝陛下も今上陛下の「憲法を守り」と繰り返し仰せになっています。非常に悩ましいことです。「承詔必謹」と我々の永年の主張である「現行憲法否定」とをどう考えればいいでしょうか。

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