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2020年7月 7日 (火)

この頃詠みし歌

中村メイコ黒柳徹子は何時までも生きてゆくらしと思ふ時あり

よくしゃべる女性は長生きするらしも寡黙ならざる我どうなる

髭の似合ふ人と今日は語らへり爽やかな日本人元一等陸佐

横山大観小堀鞆音が住みてゐし谷中の街を今日も散歩す

堂々男児は死んでもよいと歌ひたる人達を思ふ夕暮の谷中

学生時代の友の消息を知りたしと古き年賀状をめくりゐるなり

如意輪観世音おはす御堂の前に立ち祈りを込めて経誦しまつる

父と母が護りたまへる観音堂われも日日(にちにち)参るかしこさ

父母(ふぼ)の墓所に祈り捧げる孫の顔 菩薩の如く見えにけるかも

墓石の上を飛び歩く猫一匹わが菩提寺は平和なりけり

千駄木の町をへ巡り過ぎし世を 偲べば新緑が眩かりけり

走り回る幼子たちを避けにつつ夕暮時の公園を歩く

中条百合子の屋敷のありし跡所(あとどころ)当時の門柱が残りゐるのみ

財閥とプロレタリア作家と大彫刻家の住みゐし建物が並びゐし所(安田楠夫・中条百合子・高村光雲光太郎父子)

宮本顕治百合子夫妻の住みてゐし屋敷の前に内務警保局官舎ありたり

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