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2020年6月30日 (火)

佐藤正久氏にお話しを伺って思ったこと

佐藤正久氏のお話を伺うことができた。実際の国防安保の最前線に立たれた方のお話なので大変に勉強になった。今日の日本が「現行占領憲法」の制約の中で、国防安保体制を維持していることの困難さがよく分かった。「憲法」に加えて、野党・朝日新聞などの妨害を乗り越え排除しつつこの国の安全と独立の維持することの困難さがよく分かった。

特に、憲法第九条については、佐藤氏も安倍総理もこれを改定し第二項は削除するのが理想とは思っているが、今日の情勢下では全国会議員の三分の二そして国民と半分の支持を得ることはなかなか困難である。従って、加憲しか方法がないということである。

さらに佐藤氏は、アジアの地図を上の方に日本、下の方に支那大陸に置き換えた地図をもとに説明してくれた。ロシア・支那から見ると日本列島の島嶼が支那ロシアのアジアへの軍事進出の大きな邪魔になってゐるということである。したがってロシアが北方領土返還をするのがきわめて望み薄とのことであった。共産支那海軍も日本の排他的水域を自由に航行してアジアへの軍事的影響を強めたいと思っている。だから、尖閣の領有権に固執するのである。

ともかく日本は、戦後日本の横溢してきた「いざとなったらアメリカが日本を守ってくれる」「日本は、支那やロシアの属国になっても、支配下に入っても、戦争はしない方が良い」という亡国的思考を捨てなければならないのである。

「天皇皇室」については、日本天皇を「国家元首」と日本の憲法に書くのはいかがかと思う。日本天皇はアメリカ支那の最高権力者たる「国家元首」トランプや習近平とは全く違う。アフリカなどの国家元首はゲリラの親分だった人もいる。そういう「元首」と同じではない。日本天皇は日本の根柢・最も大事な部分におられる日本人の心の拠りどころであると強調されていた。


佐藤氏は自衛隊の一等陸佐として国防の任にあたっておられたので、現実を無視しないで理想を求めるというものの見方をされる人であると実感した。

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