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2020年3月 6日 (金)

新型コロナウイルス感染症の流行を、日本の変革のきっかけにすべし

支那湖北省武漢市で2019年12月に発生が報告された新型コロナウイルス感染症は、世界各地に感染が広がってゐる。そして世界各国で多数の人に感染し、亡くなってゐる。致死率は非常に高い。
おそらくコウモリがこの新型コロナウイルスの起源となったウイルスを保持してゐると考へられてゐる。
新型コロナウイルスが動物由来であるとの確定的な証拠は見つかってゐないが、その遺伝子配列が、コウモリ由来のSARS様コロナウイルスに近いため、コウモリがこの新型コロナウイルスの起源となった可能性が考へられてゐる。そして武漢市民はその蝙蝠を日常的に食用にしてゐる。
新型コロナウィルスは、未知の部分が多い上に、様々な情報が錯綜してゐて、不安を抱へてゐる人も多い。

支那で発生した疫病が日本に入ってきて大きな被害をもたらし多くの人々が犠牲になったのは、今回が初めてではないことは言ふまでもない。古代日本においても、『日本書紀』には、垂仁天皇の御代に疫病がが流行してゐたことが記されてゐる。
『倭名類聚抄』には“疫”の字の意味について「民が皆病むなり」とある。
国史上、最初に我が国で疫病が流行したのに、痘瘡(天然痘)であったといふ。文明・文化・社会の発展と海外との交流拡大による人や文物の往来に伴ひ、それまで疫病が発生しなかった日本にも支那・朝鮮から疫病が伝播した。
コレラは日本では一九世紀に初めて発症したとされ、それ以前には存在しなかった。
わが国においては、朝鮮との交流が増えて、仏教伝来と時を同じくして痘瘡(天然痘)が持ち込まれ、日本最初の疫病大流行となった。
このことに反発し対抗したのが日本伝統信仰たる神道護持の立場に立った物部氏である。そして渡来系氏族で仏教を尊崇した蘇我氏との対立が起こった。その背景には、朝鮮から伝播した疫病である痘瘡(天然痘)の流行があった。
そして天皇を祭祀主と仰ぐ祭祀国家日本の眞姿回復の日本最初の大変革たる大化の改新断行の原因の一つとなった。
ただし、わが国は日本の独自性を保ちつつ、仏教を大きく包容摂取したことは、聖武天皇の御事績を拝して明らかである。
明治維新の直前にも、外国から伝播したコレラの流行により多くの人々が犠牲になった。このことが「尊皇攘夷思想」勃興の原因の一つであった。
歴史は繰り返すと言ふが、今日の新型コロナウイルス感染症の流行も、日本の変革のきっかけになると思はれる。またさうしなければならない、日本民族は、何事も積極的にとらへ、国難を克服し、国家を変革してきた。つまり「ピンチをチャンスに変えた」のである。今回もさうであらねばならない。
習近平来日の延期は、まさに新型コロナウイルス感染症の流行がその原因となったのである。対共産支那外交の根本的転換を断行すべきである。

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