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2019年12月17日 (火)

日本共産党の本質

 

日本が日露戦争に勝利したことにより、帝政ロシア=ロシア帝國は衰退し、共産革命(いはゆる十月革命)が起こった。これでロシアの世界侵略の野望が途絶えたかといふと決してさうではなかった。ロシアとって代ったソ連は「國際共産主義運動=世界赤化、万國の労働者団結せよ」を合言葉・スローガンにして世界侵略支配の野望を益々たぎらせた。

そして、共産主義・ソ連の世界侵略による殺戮の歴史が開始された。我が國におけるその手先が日本共産党などの日本國内の共産主義革命集団である。

日本共産党は、國際共産主義運動の指導組織と言ふよりも、世界共産化・ロシアの世界侵略の謀略組織たるコミンテルン日本支部として大正十一年(一九二二年)に創立したのである。日共は創立当初から大侵略國家ソ連の手先であり出先機関なのである。

日共はソ連・共産支那・北朝鮮などの共産主義独裁國家・全体主義國家と同根の政党であり本質は全く同じである。日共はソ連の世界共産化謀略組織「コミンテルン日本支部」として創立した政党であり最初から共産主義侵略國家の手先なのだ。

それは日本共産党自身が「日本共産党は、一九二二年(大正十一年)七月十五日、コミンテルンと片山潜の援助のもとに創立されました」(『日本共産党の四五年』)「日本共産党は、…十月革命の影響のもとに、創立されました」(日本共産党中央委員会出版局一九七三年発行『共産主義読本』)と書いてゐる通りだ。

さらに、日本共産党創立時にその準備段階から参画し、中央委員となり、綱領作成に携った鍋山貞親氏は、その著書『共産党をたたく一二章』において、「日本の共産党は、一九二二年に成立して以来、四十四年近くの長きにわたりソ連に完全従属して来たことは、否み得ぬ事実である。党の憲法ともいうべき綱領を、よく顧みるがよい。一九二二年、創立した時の綱領はモスクワ製である。ニコライ・ブハーリンが書いて、日本に与えたものだ。次いで第二回目の綱領、いわゆる二七年テーゼもソ連製である。…第三回目の綱領、天皇制打倒を真向うにふりかざしたそれは、文字通りモスクワ製であり、しかも一方的押しつけである。…時を経て、一九五一年に打ち出された第四回目の綱領はどうか。この綱領は端的な暴力革命を指示した点で、有名なのだけれど、これまたモスクワ製である」「革命のための綱領を押しつけるだけではない。それに基づく活動に必要な資金をまかなわれてきたことも事実である。…世間一般が共産党をしてソ連の手先だと見たのも、決して見当ちがいではなかったのである」と。

ロシア十月革命直後の二年間で粛清・処刑された人々は一百万人と言はれる。そしてアジア・東欧・アフリカなど全世界における共産主義革命侵略闘争による犠牲者は一億七千万人に上ると推計されている。(ニューヨーク市立大学アルバート・ウィークス教授の推計)共産支那の「文化大革命」といはれる毛沢東による政敵粛清・自國民虐殺、ガボジアのポルポトによる人民虐殺を加えるともっともっと多くなるであらう。

國際政治学者のズビグネフ・ブレジンスキーは「二〇世紀における人類の共産主義との遭遇ほど、無意味で大きな犠牲を引き起こしたものはなかった」と述べている(『大いなる失敗』)。

ブレジンスキーによると、ソ連で殺戮された人の数は、革命期処刑者100万人、革命後処刑者200万人、貴族資本家等100万人、富農階級500万人、強制移住死亡者1千万人、粛清された共産主義者100万人、中國や東欧で失われた人命を加算すれば5千万人を下らないという。

同様にユン・チアンとジョン・ハリデイは『マオ』で、『毛沢東は、七千万有余という数の國民を平時において死に追いやった』、ステファヌ・クルトワとニコラ・ヴェルトは『共産主義黒書』で『ソ連二千万人、中國六千五百万人』が粛清・殺戮されたと述べている。

日本共産党の党員は今でも三十万人以上いるとされる。「野党共闘」が実現すれば、勢力をさらに拡大する可能性もある。日本共産党は、ことあるごとに自民党政権に対して「戦前」「ファシズム」といった言葉を持ち出して批判をするのだが、共産主義政党・政治集団こそ、長年にわたって多くの人々を苦しめ、殺してきた。

志位和夫は自民党の國防政策を「日本國憲法の平和主義に真っ向から反する」などと非難しているが、共産主義思想、共産主義独裁専制國家、共産主義政党・集団こそ、この百数十年間、世界・アジアそしてわが國の平和・自由・繁栄を根柢から破壊して来たのである。共産主義独裁専制國家及び集団組織の最高権力者は人殺しである。

プーチンはこれまで、反対派粛清・暗殺を指令した。金正恩は気に入らない人間は自分の叔父でも残虐なる方法で殺している。習近平は、形だけの裁判は行うが、敵対者・邪魔な者を監獄に放り込んでいる。ロシア・支那・北朝鮮の独裁者は根本的にさういう体質を持ってゐる。日共の最高指導者だった野坂参三も宮本顕治も、同志を死地に追いやり、そしてリンチを加へて死に至らしめた。このやうな共産主義勢力と共闘し連立を組む今日の日本の野党勢力に政権を掌握させてはならない。

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