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2019年8月21日 (水)

日本精神の発揚による現代の救済

日本精神とは、天皇仰慕の心・天神地祇崇拝(祖先と自然の霊を尊ぶ心)・明朗心・清明心・武の心・慈しみの心・むすびの心・まつりの心・自父母兄弟を尊ぶ心である。

日本精神は文献的には『古事記』『日本書紀』『萬葉集」に示されている。それを常に実践されているお方が祭祀主・日本天皇である。日本の傳統精神・生活・文化の基本・核は<天皇の祭祀>である。

日本精神・民族精神とは、「天皇を中心とする國體より発生し継承されてきた國民精神」と定義することが出来る。そしてそれは、「天地生成・神武建國・八紘為宇の精神」である。

闘爭戰爭絶え間なき現代において、日本的思惟である<神人合一(すべてに神を観る心)><中心歸一の原理><結びの原理><多即一・一即多の原理>によって、分割する精神=神と人・神と被造物は絶対的に隔絶された関係にあり、人間などの被造物は神に支配され神に裁かれ神に復讐される存在であるといふ二元論を克服し、さらに唯一絶対神の排他独善性からも解放し、永遠の闘爭から人類を救済する。 

日本精神は、日本の國益だけを第一に考える思想ではない。また、日本を世界の覇者とする思想でもない。経済力や武力によって世界を支配することを最高の主義とするものではない。日本精神によって世界を救済し世界を新たならしめ、世界を維新する思想である。まさに世界全人類に平和を齎す精神なのである。

我々國民が愛するべき國、尽くすべき國とは、単なる権力機構でもないし利益共同社会でもない。否定しても否定し切れないところの信仰と信頼と正義と愛と真心によって結ばれた精神的道義的共同體なのである。海という大自然をめぐらし、緑濃き山と清らかな河とを有する國、農耕を営み、優れた文化感覚を持つ國・日本である。

日本國は人々の魂が結び合って生まれてきた生命体である。日本民族の農耕を中心とする傳統的生活のから培われた信仰(自然信仰と祖霊崇拝・自然と祖霊を神として拝む心)が根幹となって生まれてきた生命体が日本國なのである。

この麗しき國日本の本質は、地縁・血縁によって結ばれただけでなく、稲作生活から生まれた祭祀を基本とする傳統信仰によって結合している共同体である。その信仰共同体の祭り主が、天皇(すめらみこと)なのである。

故に日本という國とはいかなる國であるかと問われれば、『天皇中心の信仰共同体・祭祀國家である』と答えるのが正しいのである。 

我々日本人が理想とする國家とは、麗しい天皇中心の信仰共同体とこれを統治する機構が包含され一体となったものである。これを万邦無比の國體という。今日こうした國體が隠蔽されている。我々は正しき國家観に回帰し、日本國を道義國家として新生せしめねばならない。

そのためには、「現代に生きる神話」たる<天皇の祭祀>を根幹とした瑞穂の國日本の精神すなわち日本精神の回復しかないのである。

古来、日本の変革思想は、祭政一致の理想國家への回帰がその根本にあったのである。大化の改新・建武の中興・明治維新はかかる精神に貫かれた変革であった。

具體的に言えば、政治権力を掌握した人のみならず我々國民一人一人が、天皇が神をお祭りになるみ心、そして、農を大切にされる御心を、道義的倫理的規範として習い奉るということである。それが理想的な國家實現の基礎である。

権力國家としての側面のみになってしまっている國家の現状を改革し、天皇中心の信仰共同體としての「瑞穂の國日本」を回復せしめることが今日における國家変革即ち維新なのである。

永遠の維新を繰り返す日本國は永遠に不滅である。上に祭祀主日本天皇がいますかぎり、危機を見事に乗り切ることができる。古さと新しさが渾然一体となる。それが復古即革新という日本的革新=維新の原理なのである。

日本はその傳統信仰の靈的精神の偉大なる包容力によって、よく他國の宗教・文化・文明を取り入れてそれを融和せしめ、洗練し、強靱にして高度な日本文化として開花せしめる力を持ってきた。

日本の文化は、外来文化によって高められたということも事実であるが、外来文化もまた日本に傳来し日本に融合されることによって高度なものとなり、洗練された。それは日本民族の文化感覚がもともと優れたものであったからにほかならない。

日本が、外来文化文明を咀嚼し融合し高度化し得たのは、日本に皇室・天皇の御存在があるからである。天皇・皇室を中心として融合・高度化が実行された。日本は儒教・佛教のみならず近代科学技術文明をも摂取し咀嚼し高度化した歴史を持っている。これは将来においても優れた特性として保持し続けなければならない。

混迷する現代日本は、文字通り内憂外患交々来り崩壊の危機にある。麗しき日本の自然は破壊されつつあり、人間の命すら科学技術文明・機械文明によって蝕まれつつある。

こうした文字通り「亡國的状況」を打開するには、日本人が古来抱いて来た自然の中に神の命を観るという日本精神を回復しなければならない。 

物質至上主義・営利至上主義・快楽主義に汚染され続けてきた日本及び日本國民の頽廃を救うには、日本精神を回復する以外に道はない。

イスラム原理主義とキリスト教・ユダヤ教を基盤とするアメリカ覇権主義そして共産支那の中華帝國主義さらには北朝鮮の暴虐が渦巻く中にあって、わが日本は、日本精神すなわち日本の傳統信仰・國體精神を忘却し、日本は内部から破壊されつつある。まさに亡國の危機に瀕している。ここにおいて、わが日本精神を國の内外において恢弘しなければならない。

イスラム教とユダヤ教とキリスト教との争いとを終息せしめ神々のもとに永遠の平和を創造するのは、わが日本の使命である。

今日の日本及び世界を混迷に導いている自然破壊・民族闘争・宗教戦争は、日本精神よってこそ救済できる。その日本精神を能動的に恢弘するのが維新運動・愛國運動である。我々の目指す維新とは、日本傳統精神を救済原理・変革原理とする日本國及び世界の正しき変革である。日本精神を今日において恢弘することが真の世界平和の基礎である。

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