« 今日思ったこと | トップページ | 千駄木庵日乗五月二十日 »

2019年5月20日 (月)

十年前の私の憂慮は現実のものとなった。


平成二十一年十二月四日即ち今から十年前の「千駄木庵日乗」に小生は次のようなことを書いている。

「自民党の谷垣総裁は、先頃、靖国神社に参拝した。今日は、自主憲法制定に意欲を示した。自民党は野党になってややまともになったという感がある。しかし、民主党との違いを出すためだけのためで、政権を取ったら、また元に戻るというのでは困る。

もともと谷垣氏は宮沢喜一・加藤紘一などと同じ宏池会だから、いわゆるリベラル派に属すると思っていたが、そうではなかったのであろうか。そうなら大いに結構である。

自民党結党以来、鳩山一郎初代総裁・岸信介三代総裁は、自主憲法制定を目指していたが、池田勇人・佐藤栄作両氏が、『憲法は定着した』などと言って、自主憲法制定を顧みなくなった。これが今日の混迷の原因の一つである。

それにしても、民主党政権の混迷ぶりにはあいた口がふさがらない。普天間基地問題での鳩山氏のブレ方もひどい。

三党連立はあとどのくらい持つのであろうか。政界の混迷だけならまだいいが、国家民族の行く手が危うくなることを憂える」。

私の憂慮は当った。自民党は、政権を奪還したら、安倍総理はただの一回も靖国神社に参拝していない。建国記念日に政府主催行事を行うと公約していたがそれも実現していない。憲法問題もしなくても良い、否、してはならない「加憲」「一部改正」で事を済まそうとしている。まさに自民党は与党に戻ったら、国家基本問題に対する姿勢も元に戻ってしまったのである。安倍氏は真正保守の政治家として期待されていたのにまことに残念だ。

また、鳩山由紀夫の沖縄政策の誤りが今日の混迷の原因になっている。

|

« 今日思ったこと | トップページ | 千駄木庵日乗五月二十日 »