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2019年2月14日 (木)

わが国は朝鮮半島に対して如何に向き合ひ如何に対処すべきか

 

今後、わが国は朝鮮半島に対して如何に向き合ひ如何に対処すべきかについて、葦津珍彦氏は次の如くに論じてゐる。

 

「日韓両民族が、一視同仁の聖天子の兄弟たるべき時代は消え去ってしまった。…仲のわるい隣邦の外国人にすぎなくなった。日本人の道義も失はれ、金権の外に考へない気風に汚染されている。韓国人は自ら国を亡ぼしてしまった歴史を、ことさらに抹殺して、日本をただ悪者にして、公正の歴史をゆがめて、対日請求のやくざ集団のような思想にとりつかれている。ここでは、はっきりと日韓は別国とわり切って、冷徹な国家対国家の国際公法の『理性』に立ち、相和すべき理があれば和するが、対決すべき理があれば同志を拒否し対決するとの原点に戻って、初めから、出直す外にあるまい。その対等対決の中から、自らにして兄弟の情のわき出るを切望するが、心にもない特殊、非情理な、拵え事のだらだら回想情操論は一旦打ち切った方がいい。今の條件で日本天皇と親しむ者には親しみ、敵対する者には敵対するがいい。異国人相手の交際からの出直しだ」(『朴鐡柱君悲痛の生涯』・「朴鐡柱大人を偲ぶ」所収)

 

全く同感である。日本と韓国とは近親でも身内でもない。異文化・異民族であることをもっと確認すべきだ。当たり前のことだが、日本と韓国とは別の国であり別の民族である。地理的には近隣でも文化的・民族的には決して近隣国家ではない。

 

また、アジア・東洋で一括りにすることはできない。アジア諸国家・諸民族には文化・歴史・宗教などに大きな違ひがある。それぞれ個性がある。

 

全世界の国家がさうであるやうに、東アジアにおいても大陸国家と半島国家・海洋国家とに分けられる。支那は大陸国家であり、朝鮮は半島国家であり、日本や東南アジア各国は海洋国家である。戦争が起こる確率が高いのは、半島国家であるといふ。大陸国家・半島国家・海洋国家が「共同体」を形成することはきはめて難しいといふか、不可能に近いと考へる。

 

かつて「東アジア共同体」という言葉が流行った。日本と支那が「共同体」を形成するといふことは、日本が大陸との関係を今日以上に深めるといふことである。これまでの歴史で、日本が大陸に進出して成功したためしはない。

 

「大西郷の精神」「大アジア主義」は今日においてこそもっとも大切である。何故なら今の日本は、幕末・明治のわが國以上に、外国から侮りを受け、政治は乱れに乱れてゐるからである。そしてアジアにおいて中華帝国主義の暴虐が吹き荒れてゐるからである。

 

日本民族は誇りを回復し、かつて白色人種の世界支配からアジア・アフリカを救ったように、今日においてはアジアにおける最大の覇権国家・軍国主義国家たる共産支那のアジア侵略支配策謀を粉砕するために努力しなければならない。

 

ただし、近代日本の大陸および朝鮮半島との関係史に学ぶことは、支那大陸・朝鮮半島に、政治的経済的軍事的に深入りしてはならなといふ事である。

 

國史を省みるとわが國が支那大陸に深入りするとろくなことがなった。亡國の危機に至る事さへあった。特に昭和前期の日本は、軍事的・政治的に大陸に深入りし、ソ連・中共の謀略に引っかかり、泥沼の戦ひとなって日米戦争にまで進み敗北した。

 

戦後の「日中友好」「日韓友好」も同じ誤りを繰り返した。「日韓基本条約締結」「日中國交回復」以後、経済的に深入りして金と技術を支那や韓国に投入し、共産支那を軍事大國にしてしまった。また韓国も日本に対して竹島を占拠し続け反日策謀を繰り返してゐる。その結果、主権と安全と独立が脅かされてゐる。北朝鮮に対しても朝鮮総連を通じて事実上の経済支援を行ったが、今日わが国の核攻撃の恫喝を行ってゐる。

 

支那と朝鮮が日本にとって福澤諭吉が言った「悪友」であることは今日ますます事実として明らかになってゐる。今日のアジアにおいて、「殘忍酷薄を事とし、己を利するは野蠻」な国は、支那と北朝鮮である。支那朝鮮がこれ以上理不尽にわが国を圧迫して来たら、破邪の剣を振ふより致し方ないのである。「支那・朝鮮の公正と信義に信頼して自国の生存と安全を保持しようと決意した」などと呑気なことは言ってゐられないのである。

 

今日における、「大アジア主義」とは支那・朝鮮との関係の「謝絶」であり、台湾、ベトナム、フィリッピン、オーストラリア、アメリカといふ海洋国家との連携である。

 

中華帝国主義国家の膨張・侵略を防がねばならない。支那・朝鮮がわが國の隣國であるからとて、何をされても、ニコニコ笑って「大人の対応」とやらをするべきではない。「悪友」の侵略・不法行為から、わが國の独立と主権を守るために、わが國の尊皇攘夷精神を発揮して「處分す可きのみ」である。

 

わが國は、自國の力を強めると共に、アメリカや東南アジア諸國との連帯を深めて、中華帝國主義とそれに事大する暴虐南北朝鮮に対処すべきである。これはすぐに戦争を開始するといふ意味ではなく、国防体制をより増強して侵略から祖国を守り祖国を守るといふことである。

 

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