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2018年11月 1日 (木)

この頃詠みし歌

 

 

逝きし父母(ふぼ)を思ひ出しつつ過ごす夜遠き日のことも昨日の如く

 

血圧計で血圧計る習慣を身につけにけり七十を過ぎて

 

一つ一つの仕事を果たしその日その日真面目に生きて行くがよろしき

 

幾十年この地にありて靴磨く人はまだまだ健やかにおはす

 

ピカピカに光りし靴を喜びて足取り軽く街を歩めり

 

日は早く落ちにけるかも秋の夕べ染井霊園を友と歩めば

 

そのかみの大日の本で大いなる勲を立てし人々の墓

 

ほんの一杯酌み交はしたる酒の味友の情と共に身に沁む

 

古き街に古き茶房のあることをやすらぎとしてコーヒー啜る

 

昭和レトロといふ言葉ありそれほどに昭和は遠くなりにけるかや

 

弟がシベリアで亡くなりし歌人(うたびと)は何ゆゑか日共支持者となりぬ

 

情熱持って土佐日記を講義せし萩谷朴氏の面影浮かぶ

 

久しぶりに来たりし酒房の御主人も心臓病みて入院せしといふ

 

減酒減塩禁煙の日々を送りつつ何とか健康を保たんとする

 

明治の御代の激動の歴史を偲ぶなり来島恒喜氏の墓所に参り来て

 

大久保公大隈公を襲いひたる人々の墓所は谷中にぞある

 

政府高官もテロリストも共に眠りゐる谷中霊園ら秋の日照らす

 

まず以て尖閣から完全に手を引かずして「日中」の友好は無し

 

何回も同じ過ちを繰り返してはならぬと祈る安倍氏「訪中」

 

したたかな支那外交に踊らされること勿れと祈る今宵なるかも

 

老いてなほ健やけき人の前に座し話を聞くは嬉しかりけり

 

はっきりとそして爽やかに己が存念を語る政治家はイケメンにして    

 

京都山科の疎水懐かし一人して四宮といふ町を歩みたる旅

 

一燈園疎水辺の道を経巡りて四宮大明神といふ祠を拝みぬ

 

そのかみの大きみかどのみささぎに参りたる旅を懐かしみ偲ぶ(天智天皇御陵)

 

 

 

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