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2018年11月29日 (木)

この頃詠みし歌

糸こんにゃくと卵を食べて喜びぬ秋深き日の湯島のおでん屋

 

意味も無き言葉の羅列の如きものをやまと歌と言ふか現代短歌

 

昭和天皇を貶めてやまぬ奴原を許さうべしや許してならぬ

 

聖書に書かれし言葉を時々思ひ出しわが反省のよすがとぞする

 

上着を取る者には下着をも拒むなといふ言葉トランプさんは実行出来るや否や

 

坊さんが寿司を食すは簪を買ふことよりも珍しくは非ず

 

老舗と言はるる茶房に羊羹を食しをれど虎の鳴き声聞こえては来ず(虎屋にて)

 

胸に手を当てて祈れば命の力わが内に入り癒したまふか

 

我に子が無きをさみしむこの夕べ甥とその子と食事してゐる

 

好き嫌ひの激しきゆゑかわが心臓高鳴りて痛む病となりぬ

 

もっともっとおほらかにやはらかく人生を生きて来たれば良かりしものを

 

晩秋の中空高く浮かびゐるまんまる月のさやけき光

 

ベンチに坐りバス待ちをれば天上の満月はやさしくわが身を照らす

 

いづれまた会ひませうと言ひ交はし電車に乗りしが今生の別れ

 

もうそんな体力も気力もあらざるか早池峰山頂に立ちし思ひ出

 

生命の實相といふ書物今あらためて讀み返しゐる

 

青春の日々に讀みたる書物ありあらためて讀み返す静かなる夜

 

半世紀時は過ぎたれどその雄叫びは今も生々しくわが耳朶に鳴る

 

三島由紀夫氏の蹶起の事を友どちと共に語らふ晩秋の夜

 

預言の書といふ言ふべかりけり今もなほ新たなる響きをは放つ檄文

 

自決せし森田必勝氏の爽やかな笑顔は今も眼裏に浮かぶ

 

古くからの友人がどんどん居なくなり我はなほこの世に生きたしと思ふ

 

古来稀と言はれし年まで生きて来てまだまだ生きて行きたしと思ふ

 

若き友と交はることの嬉しさよ邪魔にしないで付き合っておくれ

 

高楼の最上階に友ら集ひ雄叫びあげる秋の夜長に

 

愚かしき言葉を吐きし男一人靖國神社宮司となりしとは如何に

 

上御一人を誹謗する輩が靖國の宮居の司となりし悲しさ

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