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2018年6月22日 (金)

この頃詠みし歌

 

わが父が迎へ火を焚く動画をば夢のごとくに今日見つるかも

 

松の緑皇国日本の彌榮を寿ぐ如く麗しきかな

 

皇居前の松の緑は皇國の永久の榮を寿ぐ如し

 

古き友と久方ぶりに酌み交はす酒は美味しも水道橋の夜

 

老夫婦の心やさしきもてなしに酌む酒美味し奈良の篠峯

 

わが苗字と響きの近き酒酌みて心たらへり奈良の篠峯

 

大皇居(おほみかど)の緑を眺め清々しこの平和なる日の本の國

 

大西郷の偉大なる生涯を偲びつつその大きなる軍服を仰ぐ(NHK大河ドラマ特別展「西郷どん」』展)

 

孝明天皇の御宸翰の文字仰ぎ国難を祓ひたまへる御稜威を偲ぶ()

 

薩摩切子の青き光を見つめつつ維新回天の歴史を偲ぶ()

 

西郷像建立発起人は熊本城に籠城したる樺山資紀氏()

 

樺山資紀氏その曾孫との交流を懐かしみ思ふ上野の山で()

 

墨痕淋漓といふ言葉の通りなり敬天愛人と書かれし南洲の文字()

 

大空を雲が覆ひて東京は梅雨入りとなり町静かなり

 

夏となれば必ず出てくる油虫今年は二匹となりて動くも

 

殺生の罪を犯さざればゴキブリは家の中をば徘徊をする

 

佳き人の笑顔をわれの宝とし生きて行かなむこの現世(うしつよ)

 

窓の外に見ゆる高台緑濃き森には諏訪の神が鎮まる

 

荒海の中に浮かべる島国をただに護らす天地の神

 

みんなみの巖にぶつかる波の音今も確かにわが耳朶に鳴る(摩文仁の丘を思ひ出して)

 

讀まねばならぬ書籍が多く棚にあり命果てる前に讀み終へるべし

 

大空に日は輝けるこの朝(あした)われも新しき命燃え立つ

 

大らかに生きたしと思ひ今朝もまた空に輝く太陽を仰ぐ

健やかに生きゐることの喜びに大空仰ぐ朝のひと時

 

うどん食しこれで空腹は満たされぬ夕べほのかに生きる喜び

 

グーグーと腹は鳴れども就寝前は何も食べずにゐるがよろしき

 

神の像何と恐ろしき顔なるやしかと見つめればわが魂(たま)振ふ(『さゞれ石―佐々木誠の木彫展』)

 

銀座裏の小さき画廊に鎮座する木彫りの神像の強き霊力()

 

父母(ちちはは)との思ひ出はるか四條大橋のたもとの時計屋で時計買ひたり

 

きらきらと光り流れる宇治川の美しき景色は目裏(まなうら)にあり

 

神々の護りを祈るこの夜は静かに静かに梅雨の雨降る

 

都をば焼け野原とし多くの人を焼き殺したるおぞのアメリカ

 

凍れる土に斃れし同胞を思ひをればロシアを憎む心涌き来る

 

旅心来湧けるままにあちこちの旅行パンフレットを讀みてゐるなり

 

松明(たいまつ)持ち山を降り来る人の群れ異界からの使者の如しも

 

呑み終へて急な階段昇り行く静かにゆっくり息をひそめて

 

心臓が高鳴ることを怖れつつ静かにゆっくり階段昇る

 

会ふ人毎に三キロも痩せたと言ふことが近頃の我の喜び事ぞ

 

祖父は立派な愛国者孫はサヨクの宗教家ああ悲しくも悔しき現実

 

売り家どころか亡国の家となりにける三代目が継ぎし生長の家

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