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2018年5月 2日 (水)

國旗を冒瀆する警視庁

本日贈呈して頂いた日本国民党機関紙『しんぶん国民』に次のような記事が掲載されてゐた。

 

「四月十三日、東京江東区で、新たに配属された機動隊員が参加して暴徒制圧の警備訓練が行われた。訓練では『日本』『神風』と書かれた日の丸の鉢巻を巻いた男等が『暴徒役』となり機動隊に鎮圧されていた。この事について警視庁警備部に電話して『日の丸を軽視している』『一体どこの国の警察か』と抗議したら警備部の人物は、『それはあなたの主観でしょう。現にこうしたデモ行進が行われており、そこで暴徒化した人間を取り締まる訓練もあった』と言い訳にもならないぞんざいな返答をして、電話をガチャ切りにした。暴徒役に日の丸をつけさせるのは、日の丸に対する軽視・敵視と見られても仕方がない」(四宮要約)

 

国旗を日の丸持ったデモ隊が『暴徒化した』などということは全く聞いたことが無い。機動隊の取締り訓練で、「暴徒」の役を演じる機動隊員に「国旗」を持たせたり、日の丸の鉢巻きをさせたりする訓練は以前から行われている。

 

首都の治安を守る警視庁の訓練で、違法行為をする集団に、意図的に、国家の象徴たる神聖な「国旗」を持たせるのは許し難い。国旗を侮辱することは、天皇陛下を君主と仰ぐ日本国を侮辱することと同じである。

 

 交番などには祝祭日には国旗が掲げられており、警察は、他の官庁と比較すると、国旗・国歌を大事にしているように思えるのだが、こういうことが今で

も繰り返されるとなると、そうではないということになる。国旗を本当に大切に思っているのなら、暴徒制圧訓練の対象に「国旗」を持たせるなどということができるはずがない。

 

警視庁警備当局は、国会への請願行進でも、国旗を捧持して行進することを禁じている。これもおかしい。国旗を奉持するのと、赤旗を立てるのとの一緒にしているのだ。しかも真正保守の人々の請願行進で参加者が手にする国旗は、

小さな紙製の国旗である。武器になる可能性は全くない。それても駄目だと言う。

 

国旗は、太陽をかたどっている。天照大御神は皇室の御祖先神であらせられると共に太陽神であらせられる。国旗を侮辱することは、すなわち、天照大神を侮辱し奉り、皇室を侮辱したてまつることであり、祖国を侮辱することだ。

 

昭和天皇の御製碑は、全国各地に建てられてゐる。鈴木正男先生の著書『昭和天皇のおほみうた』にその一覧表が掲載されてゐる。それによると、官庁の敷地内に、その官庁のことを詠ませられた御製碑が建てられてゐるのは、東京千代田区の警視庁のみである。

 

警視庁正面玄関には、昭和天皇が昭和五十六年一月十七日に「警視庁新館を見て」と題されて詠ませられた

 

「新しき 館を見つつ 警察の 世をまもるための いたつきを思ふ」

 

といふ御製碑が建てられてゐる。

 

昭和天皇のおかせられては、治安を守る警視庁及び警察官の労苦を嘉せられ、この御製を歌はれたと拝する。しかるに、その警視庁機動隊の「暴走族取締り訓練」において国旗を冒瀆してゐるのである。まことに由々しき事態と言わなければならない。

 

祖国日本の国旗に対するに対する畏敬の念のない権力者及び権力機構は、慎みのない横暴な権力行使をしたり腐敗したり不祥事を起こす。事実、最近そういう事象が頻発してゐる。

 

八年前の平成二十二年十二月、小生の尊敬する古賀俊昭東京都議会議員から、古賀議員が池田勝彦警視總監に提出した「平成二十三年版 警視廳機動隊暦の使用寫眞に潛む『国旗日の丸への敵意』に對する抗議書」が送られて来た。それには次のやうに書かれてゐる。

          ◎

「平成二十三年版警視廳機動隊曆の使用寫眞に潛む『國旗日の丸への敵意』に對する抗議書

警視總監池田克彦殿

毎年、警視廳は機動隊の多様な活動を示す寫眞を使用した曆を發行してゐる。例年通りに十二月に入り、翌年(平成二十三年)の曆を手にして私は、我が目を疑った。八月の頁に使はれてゐる寫眞は、今年八月十五日、東京九段の靖國神社周辺で強行された反日左翼分子・反天連(反天皇制運動連絡會の示威行進に、整然と抗議する都民國民を出動服姿の機動隊が物物しく威壓する光景のものであったからである。國難に一身を捧げられた英靈を慰靈する日に、有らう事か『侵略神社ヤスクニ解体』、『×印の國旗日の丸』等の看板や天皇陛下の骸骨人形を手に手に掲げた極めて異様な反日集團こそ、本來は警備對象とすべきであり、斯かる暴擧に對して國旗を手に秩序正しく抗議する人達が恰も惡事を働く暴徒であるかの如き印象と誤解を一般都民に與へる寫眞が使用されたのであり、怒りと驚きを禁じ得ない。しかも當該曆には、他の頁を探しても暴力によって公共の安全を脅かす左翼組織の不法活動に對する警戒状況を紹介する寫眞は一葉も見當らない。此は巷間指摘される如く、菅改造内閣で國家公安委員長に就任した反日活動家である岡崎トミ子氏に阿諛迎合する意識が警察機構内に釀成されてゐると見做す事も出來るのである。私は當日現場の状況を直接確認してゐるが、警視廳は明らかに『反天連』に対する警備よりも、國旗日の丸を持つ人達に對しては、鐡柵、車輛、機動隊員と三重の行動を規制する措置を行ふ等、國旗日の丸への敵意を感じさせる位、過剰にものであった。當該寫眞からは、國旗日の丸を掲げる事が恰も犯罪であるかのやうな印象と情報が都民國民に傳はる可能性大であり、到底黙視かる訣にはいない。因って、既に配布濟みの平成二十三年版機動隊暦を速やかに回収し、残部と倶に癈棄處分とすべきである。」

          ◎

さらに、古賀俊昭議員は、同年十二月六日に行はれた警視庁の暴走族取締り訓練における、国旗に対する不敬・冒涜行為についても「警視廳に今後の訓練での工夫と事の重大性の認識を求める抗議書」と題する次のような抗議文を提出した。

            ◎

「實戰さながらの訓練とは言へ、國旗を暴走族の紋章であるかの如く、國旗と暴走族を一體に結びつけるのは亂暴過ぎる。暴走族より惡質な所業であり斷固抗議する。平成二十二年十二月十日警視總監殿」 

           ◎

このやうに平成二十二年に警視庁の国旗冒瀆に対して厳しい批判が行われたのに、何の反省もなく八年を経過した今年もまた冒瀆行為が行われたのである。

 

治安維持を担当する官庁が、国旗に対して不敬・冒涜行為を働いているのだ。警視庁による国旗に対する不敬・冒涜行為は、今の日本が如何に劣化してゐるかを如実に示してゐる。治安維持機関が、国旗を冒瀆したのである。まさに日本国は危機に瀕してゐる。

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