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2018年4月14日 (土)

國民主権論は日本國體と相容れない

 

『現行占領憲法』の三原理の一つであり第一条にも明記されてゐる「國民主権主義」は、「君主主権主義」に対する「抗議概念」であるとされる。そして、「政治的主権の保持者は國民であって君主ではないことを主張する」とされてゐる。これは、君主と國民が絶対的に対立し、権力を奪ひ合った歴史を持つ欧米で生まれた思想である。

 

『現行占領憲法』は、君主と人民とは相対立する存在であり、國家とは國民同士が契約して成立するものと考へる西洋的法思想・國家觀・君主觀・權力論が基礎となってゐる。

 

日本國は信仰共同體・祭祀共同體であり、天皇はその祭祀主である。従って、天皇は國民と対立し、國民を力によって支配する御存在ではない。天皇と國民と國土の関係は、対立関係・支配被支配の関係ではない。契約関係・法律関係にあるのでもない。信仰的・精神的一體関係にある。これを「君民一體の國體」と言ふ。これが日本肇國以来の國柄であり國體であり歴史である。

 

従って「國家の意思を最終的に決定する権力」といふ意味での「主権」なる概念と言葉は「天皇中心の信仰共同體國家日本」には全く相容れない。

 

天皇の祭祀主と仰ぐ祭祀國家・信仰共闘体として悠久の時間的連続・歴史を有してきたことが最も大切な日本國の特質であり尊厳性である。これを「萬邦無比の日本國體」と言ふ。

 

故に、「國家の意思を最終的に決定する権力」即ち「主権」が「君主にあるのか、國民にあるのか」などといふことを「成文憲法」に規定することはわが國の國體・歴史と相容れない。西洋法思想・國家思想である「國民主權論」を日本國の憲法に規定することは國體を隠蔽し國體破壊につながる。

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