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2018年3月21日 (水)

『現行占領憲法』の「平和主義」について

『現行占領憲法』の「前文」を残したままの「憲法改正」では真の「改正」にはならない。『占領憲法』の「前文」に書かれてゐる「人間相互の関係を支配する崇高な理想」などといふもの持ち合はせてゐる國は少ない。少なくとも南北朝鮮・支那・ロシアは持ち合はせてゐない。

 

また「前文」の「平和を愛する諸國民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」などといふのは、現実をまったく無視した全くの空想・夢物語であるばかりでなく、きはめて危険な思想である。

 

わが國固有の領土南樺太・全千島を七十年近くも占拠したままのロシア、わが國固有の領土竹島を六十年以上にわたって占拠してゐる韓國、そしてチベット・東トルキスタン・満洲・蒙古などを侵略支配し、台湾を併呑せんとし、尖閣諸島・沖縄などのわが國固有の領土・領海を浸略せんとしてゐる共産支那、核開発を行ひミサイル発射を繰り返し、わが國民を拉致してゐる北朝鮮、これらの國のどこに「公正と信義」があるのか。

 

さらに『現行憲法』「前文」に「日本國民は…政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうに決意し…平和を愛する諸國民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とある。

 

これは「日本は東條内閣の行為によって侵略戦争を起こしましたが、二度とそのやうな事はしないことをお誓ひします。今後はアメリカ様、ソ連様、支那様など戦勝國の皆様の公正と信義に信頼して、侵略を行なった悪い國であるわが國とわが國民の生存と安全を保持してまいります。今後は何をされても決してお手向かひを致しません」といふ「詫び証文」である。

 

つまり、『現行占領憲法』は、「日本國および日本國民は戦勝國に手向かった悪者であり、戦勝國は公正の信義の國である」といふ認識を基本精神にしてゐるのである。

 

『現占領行憲法』の「平和主義」とは、有り体に言へば「日本は軍隊や武力を持たせると何をするか分からない」といふ戦勝國側の考へ方が根底にある。そして「わが國以外の國はすべて公正と信義を持ってゐるのだから、日本を侵略しようなどといふ國は何処にも存在しない」といふ虚構が作られた。その虚構の上にわが國の國防といふ基本國策が立てられてゐるのである。

 

『占領憲法』の「平和主義」「國際協調」とは、「我が國は侵略戦争をした悪い國であった。今後は武力・戦力・國軍を持たない。侵略阻止のための武力行使はしないし、國防戦争もしない」といふ自虐思想・敗北思想である。

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