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2018年3月19日 (月)

千駄木庵日乗三月十八日

朝は、諸事。

 

午前十一時より、六本木の泉ガーデンギャラリーにて、『第十八回 深見東州・バースデー書画展開幕式』開催。亀井静香・小沢一郎・松木けんこう・原口一博・伊藤憲一・平沢勝栄・海江田万里の各氏などが祝辞を述べた。そして深見東州氏がスピーチを行った。

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テープカット風景

 

午後は、六本木の泉屋博古館分館にて開催中の『生誕一四〇年記念特別展 木島櫻谷近代動物画の冒険』展参観。

 

 

三月十八日に参観した『生誕一四〇年記念特別展 木島櫻谷』は、「明治から昭和にかけて活躍した京都の日本画家木島櫻谷(このしま おうこく1877-1938)。京都の円山・四条派の流れをくむ今尾景年に学んだ櫻谷は、20代で頭角を現し、明治後半から大正期にかけて文展の花形として活躍しました。画業のなかで、最も高く評価されたのが動物画です。それは徹底した写生を基礎に、卓越した技術と独自の感性により創造されたもの。確実で精緻にとらえられた動物の表情は、一方で情趣にあふれ、どこかもの言いたげです。本展では彼の描いた"動物"に着目し、その代表作はもちろん未公開作品を一堂にあつめ、多様な表現とその変遷をたどります。また櫻谷文庫に遺された多くの資料調査から、それらの制作背景や画材などをあわせて紹介します」(案内書)との趣旨で開催された。

 

「野猪図」明治三三年(一九〇〇)、「熊鷲図屏風」明治時代、「寒月」大正元年(1912)、「猛鷲図」明治36年(1903)、「獅子図」昭和時代、「かりくら」明治43年(1910)、「孔雀図」昭和4年(1929)、「幽渓秋景」大正時代などを鑑賞した。

 

 

 

私は恥ずかしながら、京都の日本画家は、竹内栖鳳と伊藤若冲のことは知っていたし、これまで何回も鑑賞したが、木島櫻谷はこの展覧会に来て初めて知った。どれも美しい作品であった。日本画は實に心が落ち着く。

 

 

 

「寒月」という作品は代表作とのことであるが、狐が雪の積った山林の中を歩いている図で、何となく神秘的でまことに見事であった。何故か夏目漱石はこの作品を評価しなかったという。不思議ことである。

 

 

 

「獅子図」も良かった。竹内栖鳳も獅子を描いた作品があったように思う。先輩の竹内栖鳳と木島櫻谷は大体同時期の画家で二人とも京都で活躍した。おたがいに影響し合ったのかもしれない。「野猪図」は猪を描いた作品。猪を題材にした絵は初めて見たような気がする。私はいのしし年なので興味深く拝見した。「かりくら」は二人の武将が馬に乗って出陣する時を描いていてとても躍動感と迫力があった。「孔雀図」も見事であった。

 

 

 

前述したように、竹内栖鳳と京都画壇の人気をわけ華々しく注目される作家であったが、その後、画壇から嫌われたと言われる。竹内栖鳳は文化勲章を受章したが、木島櫻谷はそうした栄誉は与えられなかったようである。そして、昭和131113日枚方近くで京阪電車に轢かれ非業の死を遂げたという。気の毒な事である。

 

帰宅後は、資料の整理、原稿執筆。

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