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2018年2月28日 (水)

この頃詠みし歌

 

興味なき冬季五輪のニュースばかり流れるテレビに辟易したり

 

偏屈と言はるるも良し たかが運動会何故(なにゆゑ)こんなに大騒ぎする

 

どんどんと高きビル立つ皇居前 丸の内マンハッタン計画すでに成就す

 

大皇居(おほみかど)見おろすピルの林立に憤りの思ひとどめ難しも

 

何時の間にか三菱地所のせしことを許し難しと思ふこの頃

 

甥っ子が生きゐる姿に頑張れよと常に励ます子の無き我は

 

鋭き眼(まなこ)の人多ければ寒々し大手町地下街の雑踏を行き

 

急ぎ足で行き交ふ人々の中を行くゆっくりと行く大手町地下街

 

神宮の森に入れば千早振る神の御稜威につつまれる思ひ

 

剣道の稽古してゐる幼児(をさなご)の姿たのもしき神宮の森

 

君を崇め夷(えみし)攘へと詠みたまふ松陰先生のみ歌尊し

 

寒き宵に弓張月がかそけくも浮かびゐるなる千駄木の空

 

月見れば常に心は鎮まりぬ荒々しく時は過ぎて行くとも

 

父母(ちちはは)の深きみ愛をかがふりて長き歳月我は生き来し

 

自らの力は限りあるものを神の護りと恵みを祈る

 

年年歳歳人同じからずといふ言葉悲しく切なく浮かび来るなり

 

米印豪と手を組み支那に対せよといふ論議否定し難し

 

冬の日は高く昇らず西方に傾きてゆくことのさみしさ

 

歳月はとどまることはなけれとも中天の月煌々と照る

 

わが筆はさらさらと鳴る 心込め文(ふみ)書きてゐる夜のしじまに

 

魂の燃え上がる時煌々と天上に照る月のさやけし

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