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2018年1月11日 (木)

維新=日本的変革の根本精神

 

「天の下 清くはらひて 上古(いにしへ)の 御まつりごとに 復(かへ)るよろこべ」

 

橘曙覧(江戸末期の歌人・国学者。越前の人)の歌である。

 

清明心(きよらけくあきらけき心)が日本民族の伝統的道義精神である。現状の穢れを祓ひ清め、神代のままの清く麗しい日本を回復することを喜び希求した歌である。

 

維新すなはち復古即革新の精神をうたひあげてゐる。この歌の心が維新=日本的変革の根本精神であると思ふ。

 

維新とは、「今即神代」「高天原を地上へ」の實現である。それは、「常世」への憧れの心と一体である。混迷せる現実の世界から祓ひ清め、清浄なる国を建設せんとする変革運動もまた、日本人が伝統的に抱いてきた他界即ち理想国への憧憬の精神にほかならない。

 

大化改新・明治維新・明治維新は、全て「今を神代へ」「神武建国への回帰」といふ理想のもとに断行された。今日我々の目ざす維新変革もまたさうであらねばならない。

 

 現代日本の汚れを祓ひ清め、正しき國の在り方・日本人としての正しき姿を取り戻すことが維新である。

 

「神話」には時間を超えた永遠の価値がある。日本民族の傳統的思想精神の結晶である「神話」への回帰こそが、現代の混迷を打開する方途である。

 

天皇中心の祭祀國家の理想に近づく努力をし続けることが、闘争戦争絶え間無き現實社會を改善する方途である。道義國家・人倫國家・祭祀國家としての日本への回帰こそが、道義的に生きる共同體を建設する方途である。

 

 日本は傳統と変革が共存し同一なのである。だから維新を<復古即革新>と言ふ。復古とは、時間的過去、過ぎ去った昔に帰ることではない。久遠の今、天地生成、天孫降臨、神武肇國に回帰することである。

 

今日においてこそ、尊皇攘夷の維新が断行されなければならない。復古(尊皇)即革新(攘夷)を實現しなければならない。

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