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2018年1月15日 (月)

慶野義雄平成國際大学教授による「憲法改正への現実的対応ーもう一つの道」と題する報告内容

昨年十月十四日に開催された『憲法懇話会』における慶野義雄平成國際大学教授による「憲法改正への現実的対応ーもう一つの道」と題する報告内容は次の通り。

 

「『加憲論』より九条二項を削除する『減憲論』の方が良い。私は、第九条全面削除論。『芦田修正』は将来軍備を持つためだったというのはとんでもない間違い。『交戦権』を持たない自衛隊に『戦力』は無い。だから『二項削除』は当たり前。安倍氏は二項をそのままにして三項を加えるとした。戦力の不保持と交戦権の否認を定める第二項と自衛隊の保有を明記する新條項は水と油。自民党は平成二十四年の党議決定で一項を残して二項を削除するとした。

 

憲法第九条二項の『交戦権』とは何か。戦争する権利。国際法上は戦時国際法の権利。欠落しているのは国の最高法規を論ずるのに必要な主権論、国家哲学、国防論。政治腐敗の前に理念の腐敗が起こる。最初に腐敗したのは憲法理念の腐敗。そして見えやすい腐敗が起こる。安倍氏は戦後レジームからの脱却と言ったが、『慰安婦問題』の決着・『村山談話』の継承の二つは戦後レジームの固定化。北方領土も固定化、憲法も固定化。

 

何故憲法学者が自衛隊を憲法違反と考えるのか。どの条項に違反すると考えるのか。言うまでもなく九条一項二項である。九条を廃棄することが唯一の解決。『帝国憲法』には軍保有は明記していない。間接的規定があるだけ。自衛隊を憲法に規定しなくても主権国家であることさえ確認すれば何ら問題ない。九条さえ廃棄すれば、自衛隊保持を明記しなくても、自衛隊の現状維持には何の問題もない。『加憲』ではなく『減憲』」。

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