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2018年1月17日 (水)

この頃詠みし歌

おほつもごり美味し美味しと蕎麦食す

 

多くの人が参り来にける籠神社我もはるばると参り来にけり

 

海岸をひた走りくバスに乗り丹後の國で新春を祝ふ

 

限りなく打ち寄せる波この浜の彼方に常世のあるを信ぜん

 

浦島太郎の祭れる宮の宮司殿講談師の如く滔々と語る

 

初詣の賑はひの中に我もゐて新しき年を生きゆかんとす

 

車窓より見ゆる満月どこまでもわが乗る列車について来るなり 

 

煌々と照る満月を車窓より眺めつつ行く旅は楽しき

 

日々をたゞ自らを励まし生きてゆく吾を守らせ天地の神

 

友の声健やかにしも聞こえきてあな嬉しもよ新春の電話

 

晴れわたる新春の空 日の本の永久の平和を祝す如くに

 

久方の天に照り映える満月の光わが身にしんしんと降る

 

満月の隅無き光に照らされてベランダに立つ時のすがしさ

 

雨止みて空は明るく晴れわたりあな嬉しくも洗濯物干す

 

西の空に日の沈む見ゆ眩しくも朱色に光るその姿はや

 

渡辺はま子逝きて幾歳(いくとせ)今日も聴くサンフランシスコのチャイナタウンを

 

一日を忙しなく過ごせし夜にしも一人もの書くことの楽しさ

 

お互ひにボタンはあると脅し合ふ國の狭間にわが国はある

 

久しぶりに来たりし店のつけめんを美味し美味しと食す喜び

 

裸木となりたる銀杏春を待つ

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