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2017年12月 6日 (水)

「保守」とはなにか、「革新」とは何か

 

「保守」「革新」という区別があるが、定義がまことに曖昧だ。「保守」と言っても「現状維持」戦後体制擁護」という「保守」と、「國體護持」「戦後体制打倒」という「保守」がある。

 

近年は「真正保守」という言葉が出てきた。「天皇を祭祀主と仰ぐ信仰共同体日本の國體」を守るのが真の保守である。それを「真正保守」と言うと思う。また、歴史問題で自虐的な思想を抱いていないことも大切である。

 

国防問題や外交問題でまともなことを言っている政治家でも、肝心要の國體や歴史問題で、全く期待を裏切るようなことを言う人がいる。実に困ったことである。そうした中にあって、平沼赳夫氏はまともであったが、ついに引退されてしまった。

 

尊皇精神を保持し、日本の傳統精神を重んじる政治家は、国防・安保・教育・憲法などのことでも正統な主張をする。ところが、尊皇精神が希薄で、日本の傳統精神について正しい理解がなく、歴史観もおかしい人は、他の事でもおかしな主張をする。また権力型政治家が多い。

 

所謂保守政治家と思われている人が実はそうではなかったという人が随分沢山いる。小沢一郎氏、加藤紘一氏そういう政治家だったと思う。この人たちはみな二世政治家である。即ち、父親が政治家だったから家業としての政治家を受け継いだだけで真の保守思想の持ち主ではなかったのである。小沢氏は、共産党・社民党などとも手を組んで反自民の急先鋒になった。

 

安倍氏の祖父岸信介氏が安保改定を推し進めた時、衆議院の安保特別委員長としてこれに協力したのが、小沢氏の父小沢佐重喜氏である。この時、小沢佐重喜氏は左翼革命勢力の攻撃にさらされ、湯島にあった自宅にもデモ隊が押し掛けるような事態になった。

 

小沢一郎氏は、そうした経験から、岸氏に対して特別の思いがあると思われる。だから、小沢氏はその著書で「戦時中の指導者が戦後政治の中枢に戻ったことは納得がいかない。無責任である」という意味のことを書いた。しかし、戦後日本の復興は戦前の世代の人々の努力によるのである。また、小沢氏の主張を突き詰めれば、「昭和天皇退位論」にもつながるし、大東亜戦争否定論にもつながる。

 

また、今日のエリート官僚に多くは「中道左派」と言われている。戦後の偏向教育を受けて優秀な成績を収めたのであるからそれは当然のことかもしれない。

 

「保守」とは何かの定義が問題である。現状維持という意味では真の保守ではない。小生は真の保守とは「國體護持」であると考える。尊皇愛国・國體護持の姿勢こそが「保守」であると信ずる。であれば、今日の自民党議員の中にも、そして元自民党の議員の中にも「真の保守」とは言えないような人がいる。「天皇に人権はない。譲位などさせるな」「昭和天皇は『A級戦犯』をアメリカに差し出した」などと声高に主張する亀井静香氏はその典型である。

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