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2017年11月27日 (月)

日本共産党はリベラルでは絶対にない

 今回の衆院選では、自民、公明、希望、維新4党を「保守」、共産、立民、社民三党を「リベラル」という色分けが偏向メディアよって行われた。この色分けは、対決の構図を作るための色分けにすぎなかった。

 

「寛容」「自由」とは無原則ではない。「寛容」「自由」を否定する思想を厳しく否定する思想である。「リベラル」などと言われている勢力が「自由」を否定する勢力であることを正しく認識すべきである。思想抹殺的態度への徹底的不寛容が「自由」であり真の「リベラル」である。

 

三島由紀夫氏は、「一党独裁というもの(注・共産党のこと)は終極的に天皇を否定するだろう、天皇を否定するれば、我々の文化の全体性を映す鏡がなくなるだろう、天皇は最終的に破壊されれば、我々の文化のアイデンティティはなくなるだろう、そういう危機感を持った時に、天皇に排除する力がないのだから我々が立ち上がって排除する。それが私は天皇に対する忠義だと思っております」(『文化防衛論』)と論じた。

 

天皇のいまさない國に文化は生まれない。日本伝統文化は破壊される。日本文化そして国民の自由を破壊する勢力には不寛容でなければならない。日本文化の中核である天皇・國體を否定する思想は徹底的に否定すべきである。

 

また、自由のない國に文化は生まれない。ロマノフ王朝時代のロシアには文化はあった。プーシキン、ゴーゴリ、ツルゲーネフ、ドストエフスキー、トルストイという巨匠・文豪が生まれた。チャイコフスキー、ムソルグスキー、ボロディン、コルサコフ等の音楽家が活躍した。ソ連の七十年間の独裁専制体制下においては、そうした文豪・大作曲家は生まれなかった。そしてロシアの文化は疲弊した。

 

ただし、音楽の世界でただ一人と言っていい世界的作曲家がいた。ショスタコビッチである。そのショスタコビッチも共産党権力によって迫害され弾圧された。私はかつて次の歌を詠んだ。

 

「重き曲 ショスタコビッチ 第五番 自由圧殺の 響きとし聞く」

 

共産主義政党及び国家の権力が、国民の権利・自由を圧迫し制限し奪うのは、階級闘争による権力奪取によって平等な社会を作るという幻想に基く。そして「権力は必ず腐敗する。絶対的権力は絶対的の腐敗する」という原則通りの事態を生む。それはソ連・共産支那・北朝鮮の歴史と現実が証明している。

 

「ブルジョワ民主主義(ブルジョワ【中産階級・市民階級】による民主主義を指す用語。主に社会主義や共産主義などの立場から、自由主義【資本主義】社会の議会制民主主義に対して批判的な意味を持って使用されている)はプロレタリア民主主義によって乗り越えられるべきであり、ソ連は地球上において唯一のプロレタリア民主主義を旗印とする国であるから、この国こそは、民主主義共同戦線の尊き星である」という幻想は、スターリン独裁体制下のソ連、毛沢東独裁体制下の共産支那の暴虐と侵略、北朝鮮の金日成・金正日・金正恩三代の暴虐よって完全に打ち砕かれた。

 

ところがわが日本にはいまだに共産主義に幻想を抱いている人たちが存在する。特にメディアの中に存在する。そういう者共が日本をおかしくしているのだ。

 

共産主義の言う「生産手段の公有化」とは、経済の国家権力による統制である。それは、政治・文化・宗教・思想などあらゆるものに対する国家権力による統制となる。そして国民の自由は失われる。

 

マルクスやレーニンは、国家は廃絶すると説いたが、共産主義革命の成功した國は、全く逆の結果を招いた。レーニンは、「われわれは、目標としての国家の廃止の問題については、けっして無政府主義者とくいちがっていない。われわれは、この目標を達成するために、搾取者に反対して国家権力という道具、手段、方法を一時的に使用する必要があると主張する。それはちょうど、階級を揚棄するためには被抑圧階級の一時的独裁が必要なのと同様である」(『国家と革命』)と論じた。

 

しかし権力を奪取した共産党は、ロシアにおいても支那においても北朝鮮においても、「一時的」では全くなく、長い間独裁権力を振い続けてきている。「国家は死滅し廃絶する」と言いながら、国家権力を強大化専制化してきた。

マルクスレーニン主義は科学的社会主義などでは微塵もなく、まさに空想的非科学的思想である。そしてそれが二十世紀おいて人類に塗炭の苦しみをもたらした。

 

自由を圧殺してきた思想が共産主義であり、自由を圧殺してきた政党が共産党であり、自由を圧殺してきた国家が共産国家である。それは歴史が証明している。

 

日本共産党が「リベラル政党」などというのは全く嘘である。日本共産党こそ、日本国民から自由を奪う専制独裁主義政党である。そして日本の文化を破壊する政党である。こういう政党に対して、我々国民は徹底して不寛容でなければならない。

 

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