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2017年11月17日 (金)

この頃詠みし歌

 

行く秋を惜しむ心で見上げれば老木は小さき青葉付けゐる

 

逝きにし人の名を読みあげる僧の声聴きつつ一人一人の面影偲ぶ(『憂國烈士之碑追善供養之儀』)

 

街角に立ち待ちをれば手を振りて懐かしき人が我に近づく

 

天地の恵みに生かされる喜びを大空仰ぎ身に沁みて思ふ

 

銀座四丁目に照りゐし半月今はまた上野広小路の上に照りゐる

 

街の中に鎮まりませる神やしろ夕闇の中に参るかしこさ(東京大神宮)

 

富士見町の道を歩めば懐かしき毛呂清輝氏の面影浮かぶ

 

富士見町の古きビルにて教へを受けし毛呂先生を偲ぶ夕暮

 

久しぶりに来たりし街に酔ひにける若者たちの声朗らなり

 

過ぎ去りし時を思へり今宵また月は夜空に煌々として

 

明るき乙女國憂ひて立つ時に友ら集ひて拍手を贈る(『赤尾由美さんを励ます會』)

 

区役所の最上階に愛國の士ら集ひ来し秋の夜楽し()

 

小學校中學校で『君が代』を歌ひし記憶なきが口惜しき

 

日教組の偏向教育受けし我 尊皇愛國の論を唱ふる

 

美しき人の面影目に浮かぶわが恋心未だ衰へず

 

夕暮の寺町歩めば知り人とすれ違ひたり挨拶もなく

 

床屋にて耳を切りますかと言はるれど耳なし芳一になりたくはなし

 

耳の中の毛を切りますかといふ意味と言はれて安堵す行きつけの床屋

 

上野山の美術館にて仰ぎ見し『日出処日本』に胸迫りくる(『東京藝術大學創立百三十周年記念特別展 皇室の彩』にて)

 

大観と光雲こそは日の本の近代美術の大いなる二人()

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