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2017年9月18日 (月)

日本精神・日本主義の今日的使命

日本が、外来文化文明を咀嚼し融合し高度化したのは、日本に天皇・皇室の御存在があるからである。天皇・皇室を中心として外来文化・思想・宗教の融合・高度化が実行された。

 

日本は儒教・佛教のみならず近代科學技術文明をも摂取し咀嚼し高度化した歴史を持っている。これは将来においても優れた特性として保持し続けなければならない。

 

ポール・アントワーヌ・リシャル(一八七四年、南仏に生まれた詩人・思想家。大正五年に来日し大川周明氏と親しく交わる)は『日本の児等に』という詩で、「新しき科學と旧き智慧と、ヨーロッパの思想とアジヤの精神とを自己のうちに統一せる唯一の民! 此等二つの世界、来たるべき世の此等両部を統合するは汝の任なり」「流血の跡なき宗教を有てる唯一の民! 一切の神々を統一して更に神聖なる真理を発揮するは汝なるべし」「建國以来一系の天皇、永遠にわたる一人の天皇を奉戴せる唯一の民! 汝は地上の萬國に向って、人は皆な一天の子にして、天を永遠の君主とする一個の帝國を建設すべきことを教へんが為に生れたり」と歌っている。

 

中山嶺雄氏は、「人類を破滅から救済する論理は、過去数千年に亙って自然との共存、共生、共栄を実践してきた純朴高雅なる『日本』の精神文化、即ち『やまとごころ』を措いて他にない…民族同族間、人類同族間の争闘を本質的に否定する『日本精神』『やまとごころ』が全世界に敷衍した時、始めて人類は救済され、存続への道を歩み始めるのである」と論じている。(『神風』百三号)

 

「日本主義」とは、日本の國益だけを第一に考える主義ではない。また、日本を世界の覇者とする主義でもない。経済力や武力によって世界を支配することを最高の主義とするものではない。日本傳統信仰・日本精神によって世界を救済し世界を新たならしめ、世界を維新する思想である。

 

今日の世界的危機をもたらしている自然破壊・民族闘争・宗教戦争は、日本精神即ち明朗心・清明心・武の心・慈しみの心・むすびの心・神人合一の精神(すべてに神を観る心)・天皇仰慕の心・まつりの心・自然及び祖霊を神として拝む心によってこそ救済できる。そのことを、能動的に世界に恢弘するのが日本主義である。

 

天孫降臨即ち稲穂による天皇統治の精神は絶対平和の精神である。また、天之御中主神と八百万の神々の共生という日本の傳統的神観は、一即多・多即一の包容精神である。一神教と多神教を融合する日本の神話の精神である。天地の万物は神が生みたもうたという神話は自然を大切にする心である。こうした日本傳統精神は今日重大な意味を持っている。

 

イスラム教とユダヤ教とキリスト教との争いとを終息せしめ神々のもとに永遠の平和を創造するのは、わが日本の使命である。

 

しかるに、今日の日本自身が日本の傳統精神が正しく全国民的に継承していない。占領憲法たる『日本國憲法』には、「日本精神」「日本の傳統」はまったく書かれていない。「前文」は詫び証文であり、憲法全体はアメリカ民主主義・契約國家論・似非平和主義に彩られている。

 

「日本傳統精神を救済原理・変革原理として日本國及び世界を正しく変革する思想」たる「日本主義」を今日において恢弘することが真の國家変革・真の世界平和の基礎である。天孫降臨の精神に回帰し、〈循環と相互扶助〉〈絶対平和と永遠の生命〉を象徴する稲穂を世界に広めることが大切である。まさしく、神代を今に、高天原を地上に持ち来たさねばならない。

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