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2017年8月23日 (水)

今日における「大アジア主義」とは

 

葦津珍彦氏は、「(私は)頭山満先生は、明治維新の原動力となった『尊皇攘夷』の精神を、もっとも純粋に継承し、それを純粋に発展させることに生涯をかけた人であると思っている。その生涯の活動は、きわめて多様多彩であり、多面的でもある。先生の純粋なる『尊皇攘夷』の精神は、明治時代の条件に中で、鹿鳴館的な欧化貴族主義に対する猛烈な反発となり、韓国独立党、金玉均への親交ともなり、中国革命家、孫文一党への侠援ともなる。あるいは、ロシア帝国への開戦論ともなり、インド革命家への同情ともなる。孫文は、この精神を『大アジア主義』と呼んだ。私は、孫文が『大アジア主義』と呼んだ東洋解放思想の立場から頭山先生の足取りをたどって本書を書いた」(『大アジア主義と頭山満』)と論じてゐる。

 

「大アジア主義」は在野の維新運動者たち=頭山満、内田良平などによって脈々と継承され且つ実践された。アジアの解放のために、アジア諸国の革命家、独立運動家を日本政府の意向に反してまで支援した。

 

今日においても、アジア諸国において、否、全世界諸国に於いて各国の伝統文化歴史に回帰しその上に立った新たなる変革が行はれるべき時が来てゐる。

 

米ソ二超大国による冷戦構造が崩壊した後、世界は平和になったかと言ふと決してさうではない。むしろ、民族問題・領土問題・資源問題・宗教問題などで冷戦どころか熱い戦ひが世界各地で起こってゐる。

 

アメリカ覇権主義そして共産支那の中華帝國主義さらには北朝鮮の暴虐が渦巻く狭間にあって、わが日本は、祖国の独立と安全を守るために必死になって戦はなければならない。

 

「大西郷の精神」「大アジア主義」は今日においてこそもっとも大切である。何故なら今の日本は、幕末・明治のわが國以上に、外国から侮りを受け、政治は乱れに乱れてゐるからである。そしてアジアにおいて中華帝国主義の暴虐が吹き荒れてゐるからである。

 

日本民族は誇りを回復し、かつて白色人種の世界支配からアジア・アフリカを救ったように、今日においてはアジアにおける最大の覇権国家・軍国主義国家たる共産支那のアジア侵略支配策謀を粉砕するために努力しなければならない。

ただし、近代日本の大陸および朝鮮半島との関係史に学ぶことは、支那大陸・朝鮮半島に、政治的経済的軍事的に深入りしてはならなといふ事である。

 

國史を省みるとわが國が支那大陸に深入りするとろくなことがなった。亡國の危機に至る事さへあった。特に昭和前期の日本は、軍事的・政治的に大陸に深入りし、ソ連・中共の謀略に引っかかり、泥沼の戦ひとなって日米戦争にまで進み敗北した。

 

戦後の「日中友好」「日韓友好」も同じ誤りを繰り返した。「日韓基本条約締結」「日中國交回復」以後、経済的に深入りして金と技術を支那や韓国に投入し、共産支那を軍事大國にしてしまった。また韓国も日本に対して竹島を占拠し続け反日策謀を繰り返してゐる。その結果、主権と安全と独立が脅かされてゐる。北朝鮮に対しても朝鮮総連を通じて事実上の経済支援を行ったが、今日わが国の核攻撃の恫喝を行ってゐる。

 

今日の共産支那の國内情勢、共産支那によるわが國などアジア諸國に対する悪行を見ると「道徳さえ地を拂ふて殘刻不廉恥を極め」(福澤諭吉「脱亜論」)、アジアを「残忍酷薄」「野蛮」(「大西郷遺訓」)に侵略し支配せんとしてゐる國は、共産支那である。

 

支那と朝鮮が日本にとって福澤諭吉が言った「悪友」であることは今日ますます事実として明らかになってゐる。今日のアジアにおいて、「殘忍酷薄を事とし、己を利するは野蠻」な国は、共産支那と北朝鮮である。共産支那と北朝鮮がこれ以上理不尽にわが国を圧迫して来たら、破邪の剣を振ふより致し方ないのである。「支那・朝鮮の公正と信義に信頼して自国の生存と安全を保持しようと決意した」などと呑気なことは言ってゐられないのである。

 

今日における、「大アジア主義」とは支那・朝鮮との関係の「謝絶」であり、台湾、ベトナム、フィリッピン、オーストラリア、アメリカといふ海洋国家との連携である。

 

中華帝国主義国家の膨張・侵略を防がねばならない。支那・朝鮮がわが國の隣國であるからとて、何をされても、ニコニコ笑って「大人の対応」とやらをするべきではない。「悪友」の侵略・不法行為から、わが國の独立と主権を守るために、わが國の尊皇攘夷精神を発揮して「處分す可きのみ」である。

 

アジア情勢は危機に瀕してゐる。わが國は、自國の力を強めると共に、アメリカや東南アジア諸國との連帯を深めて、中華帝國主義と暴虐北朝鮮に対処すべきである。

 

「残忍酷薄を事とし、己れを利する」のみの共産支那のアジア侵略植民地支配を打破し、そして暴虐無比な金正恩政権を打倒し、アジア諸國・諸民族が連帯し、アジアの真の平和を確立することが求められてゐる。

 

 

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