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2017年7月13日 (木)

この頃詠みし歌

忙しなく日々を過ごせど日に二回神仏の前に座するかしこさ

 

鬱蒼と茂れる樹木の中に立つ御堂にゐます尊き御仏

 

今日もまた靖國神社に多くの人が参り来れり梅雨空の下

 

書を讀みつつ夜を過ごせば入り来し虫が頭にとまりゐるなり

 

わが母校の体育館で投票を終へて眺める校歌の掲示

 

久しぶりに来たりし母校で口ずさむ校歌の歌詞の懐かしきかな

 

幼き日に覚えし校歌 七十歳となりても忘れずに口ずさみゐる

 

投票日の夜空の半月 朧なるその姿にぞ心休まる

 

都にぞ住みゐる我はこの何年蛙の声を聞きしことなし

 

部屋の中を飛び回りゐし虫一匹 朝が来たればむくろとなりぬ

 

ただただに一人の世界にひたるべし人多く乗りし地下鉄車内

 

眼つむりて静かなる心にならんとす地下走り行く電車の中で

 

神々しき光放ちて冴えかえるまんまる月を仰ぎ見るかな

 

憂きことを忘れんとして仰ぎ見るまんまる月はさやかなりけり

 

炎天の昼間は過ぎて夜の空に冴えかえるなるまんまるの月

 

朱色なる光りを放つ満月はスカイツリーの横にくっきりと浮かぶ

 

シャワー浴び身を清めたる後にして神棚拝ろがむ時清々し

 

母子二人われを見送る夕つ方 とこしなへに幸多かれと祈る

 

為すべき事為し終へし後のくつろぎに一本の煙草吸ひにけるかも

 

今日もまた為すべき事を為し終へて眠らんとすることの嬉しさ

 

常にして我を守らす神仏に手を合はせたり就寝の前

 

もののふの道を論ずる時あれど剣太刀をば振りしことなし

 

わが父より与へられたる木刀は昭和一新刀と名付けられをり  

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