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2017年6月28日 (水)

道義精神の基本は「教育勅語」に示されている

 

 「教育勅語」に、「爾臣民、父母に孝に、兄弟に友に、夫婦相和し、朋友相信じ、恭倹己れを持し、博愛衆に及ぼし、學を修め業を、習ひ、以て智能を啓發し徳器を成就し、進で公益を廣め世務を開き、常に國憲を重じ國法に遵ひ、一旦緩急あれば義勇公に奉じ、以て天壤無窮の皇運を扶翼すべし」と示されている。

 

 「教育勅語」は、明治二十三年十月三十日に渙発以来、国民道徳の基本として学校教育をその根本から支えてきた。その内容は、教育の根源から説き起こされ、わが国国民の踏み行うべき徳目が示されている。

 

 しかるに、昭和二十三年六月十九日に、日本弱体化・伝統抹殺を目的としたアメリカ占領軍総司令部の隷従下にあった衆議院と参議院で「排除」と「失効」を議決してから、学校で勅語を学習する機会は失われた。

 

 「教育勅語」には、「我が皇祖皇宗國を肇むること宏遠に、徳を樹つること深厚なり」と示されている。わが国は悠久の昔の建国以来、道義を基本とした国家であると仰せになっているのである。

 

 「一旦緩急あれば義勇公に奉じ、以て天壤無窮の皇運を扶翼すべし」という御精神は、他国による侵略や内乱、自然災害が起こった場合、一身を挺して国家公共のために奮励努力することは、最高の道義であり道徳であり国民の務めであるということであり、「教育勅語」に示された徳目は、「天地と共に永遠に続く天皇中心の國體を護持し奉ること」に集約されるのである。

 

 永遠に保持されなければならない国家の平和と国民の幸福は、天皇を中心とする神の国」という肇国以来の國體を護持することによって実現するのである。

 

 近代日本は、「教育勅語」の御精神を基本とした道義国家を形成してきた。この精神によって教育を受けた日本国民は、多くの苦難を乗り越え、近代日本を建設し、アジア解放・祖国の自存自衛の戦いを戦い抜き、さらに戦後の経済復興を為し遂げた。

 

 戦前世代の人々はこの「教育勅語」を根本とする道義教育を受けてきたのである。わが国は、大東亜戦争敗北後、奇跡といわれる経済復興を遂げた。「教育勅語」の教育を受け、日本の伝統的倫理精神をたたき込まれて育った明治・大正・昭和初期生まれの人々が復興の担い手となった。 

 

 「一旦緩急あれば義勇公に奉ずる」という、日本国民の道義精神を実践し、国のために一身を捧げられた方々が、靖国神社及び各県の護国神社に祭られている護国の英霊である。護国の英霊・靖国の忠霊への国家祭祀が行われていない現状は、まさにわが国道義頽廃の原因といっても過言ではない。

 

『教育勅語』が日本国民に大きな感化をもたらしたか、計り知れないものがある。マルクス主義経済学者河上肇ですらその代表的著作『貧乏物語』において、「人間としての理想的生活とは、…自分の肉体的生活、知能的生活及び道徳的生活の向上発展を計り、…進んでは自分以外の他の人々の肉体的生活、知能的生活及び道徳的生活の向上発展を計るがための生活、すなわちそれである。さらにそれをば教育勅語中にあることばを拝借して申すさば、われわれがこの肉体の健康を維持し,『知能を啓発し、徳器を成就し』、進んでは『公益を弘め、世務を開く』ための生活、それがわれわれの理想的生活というものである」と論じた。

 

 しかも明治天皇は、『教育勅語』に示された徳目を、臣民にだけ行じさせやうとされたのではない。『教育勅語』には、「朕爾臣民ト共ニ拳拳服膺シテ咸其徳ヲ一ニセンコトヲ庶幾フ」と示されてゐる。

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