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2017年6月 6日 (火)

「皇室典範」「皇位継承」「御譲位」という國體に関する根本問題について権力機構が干渉したり何事かを決めてはならない

「皇位継承」「皇室典範改正」「天皇御譲位」について、「天皇・皇族から意見を聞くことは憲法に反する。象徴天皇制のいまの制度ではできない」というのが今日の通説になっているという。『現行占領憲法』第四条に、「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と規定されているのがその根拠になっている。

 

本欄において度々論じているように、「皇位継承」「皇室典範』改定」は、日本国家を体現される御方の「御位」(みくらい)に関する事柄であり他の政治問題とは全く性格を異にする。皇位継承とは、『天津日嗣の高御座』の繼承である。普通一般の国家の国家元首・権力者交代とはまったく次元を異にする。

 

故に権力機構が多数決で決めてはならない。また、『天皇のご意志を伺はなくていい』などという議論は全く間違っている。日本の傳統の根幹に関わることなのであるから、日本の傳統の体現者であらせられる天皇の御意志に添い奉るべきである。

 

内閣・国会という権力機構が決定したことを、陛下に押し付け奉ることがあってはならない。「皇室典範」「皇位継承」「御譲位」という國體に関する根本問題について、「天皇御意思」を全く無視するなどということがあっていいはずがない。

 

『現行占領憲法』第四条の「天皇は、この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ、国政に関する権能を有しない」と書かれているのは、『現行憲法』上、天皇は権力者ではあらせられないということである。であるならば、天皇は、「権力の制限規範」である「成文憲法」の制約を受けられないのである。天皇は、「成文憲法」を超越した御存在である。

 

天皇は権力者ではあらせられないし、申すも畏れ多いが、天皇は権力機関ではあらせられない。したがって「皇室典範」「皇位継承」「御譲位」という國體に関する根本的事柄について、権力機関たる国会や政府が干渉したり、何事かを決めることは本来出来ないのである。

 

天皇の大御心にまつろい奉ることが日本國民の道義心の根幹である。天皇国日本存立および日本国民の倫理精神の基本は、天皇の「御稜威」と国民の「尊皇精神」である。神聖君主・日本天皇に「清らけき心」「明けき心」で随順したてまつることが、日本国永遠の隆昌の基礎であり、日本国民の倫理精神の基礎である。私心なく天皇にお仕えする心がもっとも大切である。それは、須佐之男命・日本武尊といふ二大英雄神の御事績を拝すれば明らかである。

 

 

支那の有徳王君主思想は、「君主に徳がなくなり間違ったことするようになればこれを廃する」という思想である。日本の尊皇精神は、「天皇は現御神であらせられ、善悪の論を離れて絶対に尊びたてまつるべし」という至情である。これを「あかき心」(赤誠心)といふのである。「あかき心」とは私心が無い即ち無私の心である。

 

私心なく天皇にお仕えする心がもっとも大切である。それは、須佐之男命・日本武尊といふ二大英雄神の御事績を拝すれば明らかである。

 

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