« 千駄木庵日乗五月二日 | トップページ | 土佐の国にて »

2017年5月 2日 (火)

日本共産党は國體破壊を目指す革命政党である

日本共産党機関紙『しんぶん赤旗日曜版』本年二月二十六日号に次のようなことが書かれている。

 

「日本共産党は、一人の個人が世襲で『国民統合』の象徴となるという制度は、民主主義、および人間平等の原則と両立しないと考えています。将来的には、天皇の制度のない民主共和生を展望していますが、その道のりはかなり長いものとなるでしょう。天皇の制度の存廃は将来、『国民の総意』によって解決されるべき課題だと考えています」。

 

つまり、「天皇制は窮極的には廃止したいのだが、今は情勢が熟していないので、共産党が権力を握るまではできない」という当然至極のことを言っているのである。日本共産党は情勢が熟したら、天皇を君主と仰ぐ建國以来の日本國體を破壊することを目指す政党なのである。「その道のりはかなりながい」などと欺瞞的なことを言っているが、「廃止する」「打倒する」ことを目指しているのである。共産党は権力を掌握したら、彼らは言う「天皇制」を否定した「共産主義憲法」を制定するのである。

 

共産革命によって君主制が打倒された國々は、民主主義も人間平等もまったく實現していない。それどころか、独裁専制政治による差別虐待の体制になっている。

 

共産主義革命が起こり、君主制が廃止された國では、君主制以上の独裁専制政治が行われた。ロシアでは共産革命の後、レーニン、スターリン、フルシチョフ、ブレジネフなどの党最高指導者による独裁専制政治が行はれた。共産国家に限らず、「共和政体」の國が「自由で民主的で明るい国である」などというのは大嘘であり幻想である。

 

支那も、辛亥革命で清朝は打倒されたが、共産革命の後、毛沢東・鄧小平・江沢民・習近平による独裁専制政治が行なわれてきている。

 

ロシアや支那の君主制と、わが國の「天皇中心の國體」とは、全くその本質を異にしており、同列に論じることは出来ない。しかし、ロシアと支那は君主制打倒の後、共産党独裁の専制政治が行われたことは歴史的事實である。

 

北朝鮮は文字通り、「金日成王朝」と言われてゐるやうに、金日成・金正日・金正恩といふ三代にわたる残酷・凶暴なる専制政治が行はれてゐる。北朝鮮は「朝鮮民主主義人民共和國」などといふ長ったらしい國名を付けているが、決して「人民が主人公の民主主義國家」ではなく、金一族のみが専横を極め金一族を批判する人々は迫害され粛清される國である。また、金一族を批判しなくとも國民が栄養失調で死んで行く國なのだ。

 

共産主義体制とは、プロレタリア独裁=共産党独裁=党最高指導者専制という政治である。「君主制度の國は民主的でなく國民の自由は奪はれ、國民は差別されるが、共産主義國家は民主的であり國民平等の社會が實現する」という共産主義者の主張は全く大嘘である。共産主義体制の國こそ、國民の自由と繁栄は奪はれ、共産党幹部以外の國民は差別され虐げられる反民主的な専制國家になるのだ。それはまさに「歴史的必然」である。

 

日本共産党は「國民の総意」を強調しているが、共産党の言う「国民の総意」とは、「國民の多数の意思」のことである。国民の意志によって君主制を廃絶することができるというのは革命思想である。國體否定に賛成する議員が國會の三分の二以上の多数を占め、國體否定に賛成する國民が國民投票をした人の過半数を占めるに至った場合には、國體は廃絶されるというのはまさに「革命」である。

 

今回の「天皇の御譲位」に関する様々の動きでこのことが改めて明らかになった。『現行占領憲法』に日本國體と絶対に相容れない「國民主権論」が取り入れられ、天皇の御地位が「国民の総意に基づく」と書かれている。これは単なる戦勝国の拠る日本弱体化などという生易しい事ではない。『現行占領憲法』は「革命思想」を第一章に置いているという事である。近年の天皇・皇室に関するいろいろな動きを見て、『現行占領憲法』が日本國體破壊の導火線であることが明瞭になったのである。

|

« 千駄木庵日乗五月二日 | トップページ | 土佐の国にて »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/65227475

この記事へのトラックバック一覧です: 日本共産党は國體破壊を目指す革命政党である:

« 千駄木庵日乗五月二日 | トップページ | 土佐の国にて »