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2017年5月10日 (水)

この頃詠みし歌

 

あかねさす昼の光を身に浴びて街を歩けば歌声の出づ

 

光満つる街に出で来て今日もまた明るき一日(ひとひ)を過ごし行くべし

 

メールしても返事が来ないさみしさに夜は更けゆきて静かなりけり

 

メールといふ便利なものを駆使しては友との絆確かめてをり

 

たいらけき日々を祈りて仰ぐ時 大空は青く澄みて美し

 

 

土佐への旅

 

父の故郷阿波の國を通り行きわが乗る列車は土佐へと急ぐ

 

四国三郎を渡り行きつつ逝きし父のことを偲べる初夏の旅かな

 

阿波池田駅前に日章旗ひるがへる 姿清(すが)しき初夏の旅かな

 

晴れわたる青空の下 早乙女が田植する姿をめずらしみ見る

 

空は晴れ水は清らかに流れ行き五月の風に吹かれゐる幸

 

四万十川清き流れに浮かぶ舟われらを乗せてすいすいと行く

 

土佐の國晴れわたりたる空の下四万十川は静かなりけり

 

白く激しき波打ちつける岸壁に立ちて眺むる大海の原

 

黒潮が打ちつける岬の上に立ち広らなる海を見はるかしをり

 

大海原を越えて外つ國へ雄飛せしジョン万次郎の像を仰げり

 

水平線を見はるかし立ち 外つ國に雄飛せし人々のこと思ひをり

 

日本人の進取の気性黒潮の如くに滔々と世界に広がる

 

足摺岬の白き燈台を打ち仰ぎ海外雄飛の先人を偲ぶ

 

土佐の国の海の幸をば食しつつ日本人と生まれし幸を思へり

 

喜びの心を持ちて参り来し千手観世音の慈悲の尊顔(四国第三十八番札所金剛福寺)

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