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2017年4月28日 (金)

世界救済原理としての日本精神

 

外来文化文明を咀嚼し融合し高度化したのは、日本の中核に天皇・皇室の御存在があるからである。天皇・皇室を中心として外来文化・文明の融合・高度化が実現した。日本は儒教・佛教のみならず近代科学技術文明をも摂取し咀嚼し高度化した歴史を持ってゐる。これは将来においても優れた特性として保持し続けなければならない。

 

世界的には、イスラム教とユダヤ教とキリスト教との争ひとを終息せしめ神々のもとに永遠の平和を創造するのは、わが日本の使命である。

 

日本主義とは、日本の国益だけを第一に考える主義ではない。また、日本を世界の覇者とする主義でもない。経済力や武力によって世界を支配することを最高の主義とするものではない。日本伝統信仰・日本精神によって世界を救済し世界を新たならしめ、世界を維新する思想である。

 

自然破壊・民族闘争・宗教戦争は、日本精神によってこそ救済できる。そのことを能動的に恢弘するのが日本主義である。天孫降臨の精神=稲穂による統治が重大な意味を持つ。それは、絶対平和の精神である。一神教と多神教を融合する日本の神話の精神である。天之御中主神と八百万の神々との共存の精神である。

 

日本民族の生活態度の基本的特質、言ひ換へれば日本人の文化感覚を恢弘することは、今日の世界においても実に大きな価値を持つ。 

 

近代科学技術文明は、自然を恐れず、自然を征服し作り替へ、破壊することによって、人類の進歩と発展を図ってきた。しかしその結果、公害問題が深刻化するとともに核戦争の危機にさらされ、今日人間生活そのものが荒廃し、人類は破滅に向かって歩み始めている。

 

これを打開するためには、自然に調和し大らかにして柔軟な日本伝統精神に回帰する以外にない。

 

日本傳統精神は、今日唯今も生きてゐる。わが国には太古以来の信仰が今もわが国民の日常生活に生きてゐる。祭祀は、日本天皇が行ひたまふ宮中祭祀によって今日ただ今も太古のままの生きた姿でくり返されてゐる。

 

伊勢の神宮に代表されるように、神殿も太古以来のまま今日まで継承されてゐる。伊勢の神宮の神殿は、二十年目ごとに必ずくり返される式年遷宮によって永遠に新しい姿に復元し生まれ変る。古代の神殿が永遠に新鮮な姿で我々の眼前に立ってゐる。

 

日本傳統精神は、天皇の祭祀と神社の祭祀を通して、今もなほ国民信仰として脈々とその生命を伝へてゐる。のみならず、現実に天皇及び御皇室の自然の命を慈しみたまふ御精神と御行動そして神社の鎮守の森が、自然破壊と人心の荒廃を食い止める大きな力となってゐる。

 

万世一系の皇統は、高天原より地上へ、天照大御神・邇邇藝命・神武天皇から今上天皇へと、時間を超えて一貫して連綿として伝へられてゐる。 

 

現代文明は、既に頂点を越えて没落の時期に差しかかってゐる。現代文明・文化の欠陥を是正し、新たなる文化を形成するには、欧米文化偏重から東洋文化とりわけ日本伝統文化へと回帰しなければならない。

 

自然の生命の循環と全ての生きるものの相互扶助の不思議な原理を生活の中で体験する農耕民族たる日本民族の信仰精神即ち日本傳統精神が、世界の真の平和を作り出すであらう。

 

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