« 千駄木庵日乗四月三十日 | トップページ | 今日思ったこと »

2017年4月30日 (日)

笹川平和財団主催ジョージ・ナッシュ博士講演会 米国における保守主義とポピュリズム』におけるジョージ・ナッシュ氏の講演内容

二月一日に行われた『笹川平和財団主催ジョージ・ナッシュ博士講演会 米国における保守主義とポピュリズム』における開催。ジョージ・ナッシュ氏の講演内容は次の通り。モデレーターは会田弘雄青山学院大学教授。

 

「日本に来たのは初めて。刺激的な意見交換ができた。信じられないタイミングでここに立っている。アメリカ大統領就任二週間。アメリカの保守主義は絶望的に分断されていると言うが果たしてそうなのか。どうしてこのようになったのか考えるべし。

 

アメリカの近代的保守主義は一枚岩であったことはない。思想的連合体であった。一九四〇年代、ニューディール以後のアメリカは社会主義に漂流していた。冷戦時代が始まり、好戦的反共主義が生まれた。共産主義と戦わねばいけないという信念が植えつけられた。反共というイデオロギーは殆どの人が共有することができた。共産主義は自由や信仰の敵であるとした。ゴールドウォーター上院議員を送り込んだ。

 

八〇年代には多くの人々がレーガン革命に参加した。近代的リベラリズムによって頽廃がもたらされたとした。共和党は宗教的右派の考えをとり入れた。

 

世界の人々はアメリカに移動している。留学生の八〇%は中国から来ている。百万人の移民を合法的に受け入れている。一千百万人の移民が入って来ている。このペースは加速化している。

 

想像もできなかったトレンドが出来ている。ポピュリズムはエリートへの反乱と定義できる。ポピュリズムは思想的に左翼。普通の人々の政治判断の方が信頼できる。アメリカにおけるホピュリズムと軌を一にしているのが通信機器の発達。インターネット、スマホによって人民の力が強くなっている。

 

トランプは軍の経験、公職の経験のないはじめての大統領。ポヒュリストに人気が出た。彼を好きでなかった人も投票した。緊張した今の状況を見ると、アメリカ人は能力を失いつつあると思う。経済が高度成長すれば、政治的不安感・緊張が緩むかもしれない。

 

トランプが成功した理由はアウトサイダーだったから。アメリカファーストは孤立主義ではない。アメリカは国益を考えて強くあるべきと言った。外国での戦争に巻き込まれないようにする。アメリカと戦争をしたくないと思わせるようにする」。

|

« 千駄木庵日乗四月三十日 | トップページ | 今日思ったこと »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/65218874

この記事へのトラックバック一覧です: 笹川平和財団主催ジョージ・ナッシュ博士講演会 米国における保守主義とポピュリズム』におけるジョージ・ナッシュ氏の講演内容:

« 千駄木庵日乗四月三十日 | トップページ | 今日思ったこと »