« 千駄木庵日乗三月三日 | トップページ | 『政治文化情報』平成二十九年三月号のお知らせ »

2017年3月 4日 (土)

天皇陛下の御譲位の御意向御表明をめぐる衆参両院の与野党代表者の「全体会議」なるものについて

天皇陛下の御譲位の御意向御表明をめぐり、衆参両院の正副議長が、与野党代表者の「全体会議」なるものを参院議長公邸で開いた。

 

その会合に、「日本國體否定」を根本目的とする共産党・社民党の議員も出席していた。由々しいことだ。

 

そもそも、天皇陛下の御譲位について、「國民の総意づくり」「國民の総意の形成」「國民を代表する國會において、國民の総意を見つけ出す」などといふ議論を大前提として、政府が「有識者會議」をつくり「論点整理」を行った上で、衆参両院において意見集約を行ひ、國會での法整備を経て制度づくりに入るなどということ自体、あってはならないことである。

 

天皇・國體の根本について、「國民の総意」を「見つけ出す」「作る」「形成する」などといふことはあり得ない。こうした動きは、日本傳統の破壊であり、國體の隠蔽である。

 

『現行占領憲法』第一条に「天皇は、日本國の象徴であり日本國民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本國民の総意に基く」とある。「日本國民の総意」はこれから作るものでも形成するものでもない。憲法制定時から存在している。従って「譲位」についてあらためて「國民の総意」を形成する必要はまったくない。

 

ましていわんや、「全体会議」なるものに國體否定の政党に参加させるなどということがあっていいはずがない。はっきり言えば、「国民の総意」の「国民」には國體否定の「国賊」「非国民」は入らない。

 

「祭祀國家日本の祭祀主・天皇」に関する神聖なる事柄たる「皇位継承」「御譲位」は、世俗の法律問題・政治問題ではない。即ち決して「現行占領憲法」が規定する「政治権力作用としての國政」ではない。天皇・皇室を政治権力や成文法によって、規制し拘束し奉るようなことがあってはならない。天皇・皇室の御事は、天皇陛下の御心によって全てが定められるべきである。

 

「皇室典範改正」「天皇御譲位」は、天皇國日本といふかけがへのない信仰共同體・祭祀國家の根幹に関はる重大問題である。皇位繼承とは、神代以来の道統を繼承する天皇の御位に関することである。他國の王位繼承・元首の選び方・権力者交代システムとは全くその本質を異にする。

 

皇位繼承・天皇御譲位・皇室典範改正など皇室に関はる重大事は、神代以来のわが國の傳統を遵守しなければならない。而して天皇は、神代以来の傳統の繼承者・體現者であらせられる。

天皇の御位は『占領憲法』に基づくのではない。わが国肇国以来の伝統即ち『天壌無窮の御神勅』に基づくのである。

|

« 千駄木庵日乗三月三日 | トップページ | 『政治文化情報』平成二十九年三月号のお知らせ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/64967126

この記事へのトラックバック一覧です: 天皇陛下の御譲位の御意向御表明をめぐる衆参両院の与野党代表者の「全体会議」なるものについて:

« 千駄木庵日乗三月三日 | トップページ | 『政治文化情報』平成二十九年三月号のお知らせ »