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2016年12月15日 (木)

靖國神社の戦没者への祭祀は、古来よりの日本民族の道義精神の典型である

私は、靖國神社に参らせていただく度に、靖國の英靈が天上界からわが國をお護り下さってゐることをひしひしと實感させていただく。日本國民として、英靈に感謝の誠を捧げ、慰靈し顕彰することは、聖なるつとめである。

 

日本民族は古来、祖靈と自然を神と崇め、祭って来た。わが國の傳統信仰の祖靈崇拝と自然崇拝が、天皇を中心とする信仰共同體國家日本の土台、言ひ換へれば日本國體の根幹を成してゐる。そしてそれは、國民道徳・道義精神の根幹でもある。

 

わが國の神々の中で、最尊最貴の神として信仰され崇められてゐる神である天照大神は、御皇室の祖先神であると共に、自然神である太陽神である。

稲作生活を営んで来た日本人は、太陽・山・海・川など大自然の恵みの中に生きて来たので、自然を神と崇めた。また、祖先から稲の種と水田と農耕技術といふ恵み祖先から傳へられたので、祖先に感謝する思ひが強かった。皇祖神と太陽神が一體であるといふことは、わが民族の傳統信仰が祖靈崇拝と自然崇拝であることを端的に示してゐる。これを〈敬神崇祖〉と言ふ。

 

〈敬神崇祖〉といふわが國の國民道徳の基本は、神學・教義といふ〈抽象概念〉として継承されて来なかった。上は天皇から下萬民に至る日本民族の生活の中の〈神祭り〉〈祭祀〉といふ行事によって、古代より今日まで傳へられて来た。

靖國神社の戦没者への祭祀は、さうした古来よりの日本民族の道義精神の典型である。祖靈・死者の魂を尊びこれをお祭りすることは、日本民族の傳統信仰の基本であり、道義心・倫理觀の根幹である。わが國民は、鎮守の神を敬ひ、亡くなった祖先の御靈を崇め、その御加護を祈ってきた。これが我々日本民族の生活の土台である。

 

神まつるみ社に来て手を合はすこの静かなる時を尊ぶ

 

平らけくやすらけき世を祈りたり冬日かがよふ靖國の宮

 

爽やかに冬の日の照る佳き日にぞ靖國の御靈を拝ろがみまつる

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