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2016年12月15日 (木)

この頃詠みし歌

佳き人ら集ひて今日は佳き人の米寿を祝ふ靖國の宮(湯澤貞先生米寿祝賀会)

 

平らけくやすらけき世を祈りたり冬日かがよふ靖國の宮

 

爽やかに冬の日の照る佳き日にぞ靖國の御靈を拝ろがみまつる

 

金を奪はれ技術を奪はれその上に領土帰らぬことなきを祈る

 

御舟描きし炎と虫の絵を見つめわが情念も燃え立ちて来る

 

こんなところにゐるのは嫌だと嘆きたまふ母の言葉に答へるすべなし

 

弱りゆく母の手を取りただただに神に祈るよりすべなかるべし

 

朝に夜に神と仏に祈るなりわが母上の身体健全

 

大きなくしゃみ出でたるときの爽やかさ一人居の部屋に響きわたれば

 

長き歳月交はり来たりし友と共に酒酌み交はす時の楽しさ

 

わが手をば離したまはぬわが母は心にしみていとしかりけり

 

手を振りて友と別れし寒き夜 帰りの道はさみしかりけり

 

過ぎて行く歳月思へば下弦の月冴えかへりゐる夜空冷たし

 

若き夫婦が喜びの顔で生まれ来し子のことを我に語れる

 

丘越えて聞こえ来るなる汽笛の音何故かさみしき響きなりけり

 

夢より覚め現実の世界に戻り来て立ち上がりたる肉体重し

 

車窓より見ゆる三日月我と共に冬の夜空を動き行くなり

 

月と共に行く旅ゆゑに目指す地は他界の如くに思はるるかな

 

権力の頂点に立ちし人は皆奈落に堕ちる韓國といふ國

 

五十年の歳月流れはるかなるわが青春の日々思ひ出す(日本學生同盟結成五十年)

 

五十年の昔なれども昨日の如く思ひ出さるる青春の日々()

 

安らかに眠りましませ 我との会話途絶えし母は眼(まなこ)を閉じぬ

 

この國を憂ひてやまざりりし政治家の遺影を畏み仰ぎまつれり(奥野誠亮先生お別れの会)

 

百三歳の天寿を全うせし人の遺影は清く大いなるかな()

 

白菊を捧げて冥福を祈りたり國士政治家のみはふりの庭()

 

魂の雄叫びを聞く思ひする歌を繰り返し読みてゐる夜

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