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2016年11月 4日 (金)

「外交は華麗に礼装した軍事である」

かつて、「君国売り給うことなかれ」とまで言って田中角栄を批判していた石原慎太郎氏が、田中角栄礼賛の本を出した。私は全く讀む気も起らない。田中角栄の最大の失政というかも国家に対して犯した罪は、いわゆる「日中国交回復」を行ったことだ。当時、石原氏は青嵐会に属して強硬に反対していた。

 

田中内閣による拙速なる「日中国交回復」以来、対シナ屈辱外交・土下座外交が行われてきた。日本は経済協力を強いられ、シナの経済発展に貢献した。然るにそのことは全く感謝されず、また、日本の貢献をシナ民衆には知らされることもなかった。そして今日、わが国は共産支那から歴史問題・領土問題・資源問題で恫喝され、軍事的圧迫を受け、尖閣・沖縄が侵略の危機にさらされて、シーレーンが脅かされている。何とも悔しい限りである。

 

昭和四十七年九月二十九日に 北京で署名された『日中共同声明』には「日本国と中華人民共和国との間のこれまでの不正常な状態は、この共同声明が発出される日に終了する。」と書かれている。しかし、「日中国交樹立」以来のわが国と「中国」との関係こそきわめて「不正常な状態」であり続けている。

 

かかる状況が続くと、今に日本民族のナショナリズムが爆発する時が来る。またそう期待したい。私は共産支那や南北朝鮮と戦争することを期待しているのではない。正常な外交関係になることを望んでいるのである。

 

このままだと、わが国は共産支那の属国になってしまう危険すらある。国家の主権・領土・独立・尊厳を固守し、正当なる主張をすることこそ、主権国家の政府としての基本的な外交姿勢である。

 

日本の経済援助によって軍事的・経済的に強くなった共産支那によって、わが国が危険に晒されている。「日本が支那に経済協力を行えば、支那は経済発展し、経済発展によって民主化する」という考えは全く誤りであったことが証明された。日本のおかげで経済発展した共産支那は、軍事力を増強させ、わが国に牙を剥いてきたのである。これまで、拙速なる「日中国交回復」を行った田中角栄、そしてその後「日中友好」を唱えて、共産支那に媚を売り、金と技術を与え続けてきたわが国内の「媚中派」の責任はきわめて大きい。

 

海洋国家・日本はシナ大陸に深入りしてはならないという論議がある。私もそれは正しいと思う。軍事的にせよ経済的にせよ政治的にせよ日本が大陸に深入りしたらろくなことがなかったことは歴史を見れば明らかだ。

 

大陸国家であったシナの海洋進出に対して、わが日本はが如何に外交的・軍事的に対処すればいいかが最も大事である。まさに緊急の国家的課題である。

 

「棍棒片手に猫なで声で外交をすれば、大体成功する」という言葉がある。日米開戦時のアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトの言葉であるという。脅しと猫なで声が外交の基本ということである。わが国を開戦に追い込んだ人物らしい言葉である。ただし日米開戦直前のアメリカは、「猫なで声」どころではなく、日本を挑発する行動をとっていた。

 

さらに、「外交は華麗に礼装した軍事である」という言葉もある。国家というものは、国軍を持たなければ駄目である。わが国には、自衛隊は存在するし、その能力は精強だと言われている。しかし、憲法上「国軍」と正しく規定されていない。領土問題・資源問題・拉致問題など色々なことで周辺諸国から馬鹿にされ、なめられ、主権を侵害されっぱなしなのは、「日本は何をやっても報復できない、反撃して来ない」と思われているからである。

 

『現行占領憲法』があるかぎり、「戦争」「武力の行使」を放棄しているのである。これでは何処の国とも対等な外交はできない。まして、共産支那や北朝鮮や韓国という無法国家とわたりあう事はできない。憲法に『国防』『国軍』を明記すべきである

 

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