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2016年8月 7日 (日)

今日における維新・変革の第一歩は、「現行憲法」を否定し、正統憲法に回帰することである。

 今や一神教がその根底うる近代西欧科学技術文明・西洋法思想のゆきづまりが明らかになっている。今後は自然との共生・人と人との共同意識を基本とする日本の精神文化が重要な役割を果たすと思われる。西洋思想そのものが基本的に反省を迫られている。ゆえに、西洋傳来の法思想をそのまま日本にあてはめること自體を基本的に反省するべきである。

 

 アメリカ製の「現行占領憲法」が諸悪の根源になっていると言われている。それは「現行憲法」が、日本の傳統や文化とは相容れない西洋政治思想(主權在民論・契約國家思想・權力國家思想・西洋的君主論・個人主義・物質主義)に基づいており、日本國體・日本傳統精神を隠蔽しているからである。

 

 日本國に成文憲法が必要であるならば、その成文憲法は、日本國の「國體」を正しく表現していなければならない。つまり日本の傳統と文化と歴史に立脚した憲法でなければならない。

 

成文憲法は國家あっての成文憲法であり、國家理念・國家の道統をまず明らかにして、成文憲法を制定すべきである。

 

國體法とは、「立國の基本たる法」とも「國家の根本法の根本法」とも定義づけることができる。これに対して政體法とは、國體法の基礎の上に定められた國家の統治組織や國家活動の原則や國民の権利義務などに関する基本的な定めを総称する。

 

 政體法は、わが國の悠久の歴史の中に築かれた國體に合致していなければならない。具体的には、成文憲法の「天皇条項」がどのように規定されるかが最も重要なのである。

 

 「占領憲法」の「戦後民主主義」(欧米民主主義思想と言い換えてもよい)なるものが如何に日本國を堕落させ破壊したかは、今日の日本の現状を見れば火を見るよりも明らかである。我々は日本を亡國の淵から救い、立て直すために、「戦後民主主義」を根底から反省しなければならない。そしてされは日本の伝統的國家観・政治思想の復興によって行われるのである。言い換えると、日本國體精神の回復が第一なのである。

 

 終戦直後、國際法の禁を破って押し付けられた「現行占領憲法」の個々の条項の内容の是非を問うことよりも、根本的に、わが國の歴史的な國體精神に立脚した憲法を回復しなければならない。

 

 天皇は日本國の永続性および日本國民統合の中心であり、日本文化の継承と発展の中心であられせれる。日本國はいかなる時代にあっても、天皇及び皇室が國家・國民の統合と連帯の基礎であり続けてきた。この歴史的連続性を成文憲法に正しく規定されていることが大切である。

 

 西洋法思想・欧米國家観に貫かれた「現行占領憲法」では、前文で「主権が國民にあることを宣言し」、第一条には「主権の存する日本國民の総意に基づく」という規定がある。これを根拠にして日本は君主制の國ではないとする意見がある。こういう議論が起こるところに「現行憲法」の重大欠陥があるのである。日本とは國の成り立ち・歴史伝統が全く異なる欧米の國家論に基づく「國民主權論」「契約國家論」は、日本國體とは絶対に相容れないのである。

 

 西洋諸國の外國の國家観・君主観・権力論を基本にした「現行占領憲法」は、祭祀國家・信仰共同体日本の國柄の精神を正しく表現していない。というよりも、「現行憲法」は、天皇の國家統治を、西洋の絶対君主の暴力的支配と同一視し、國家は個人の暴力的抑圧装置であるとし、天皇及び國家は「個人の敵」であるという考え方に立って制定された憲法である。

 

「国民」を「君主と対立する人民」の意義にとる「國民主権論」は、わが國の國家伝統の破壊し、共和制革命への突破口となる危険がある。「国民主権論」が一般國民の常識となって浸透していることは実に以て國家存立の基礎を揺るがす大事である。

 

ともかく、「現行占領憲法」は、日本國體の真の姿を正しく表現していない欠陥憲法である。天皇が日本國の君主であらせられるという「國體法(不文法)」は日本國建國以来不変である。天皇は日本の長い歴史を通じて「統治者」として君臨されてきている。

 

「現行憲法」によるわが國の建國以来の麗しい國柄の隠蔽が、國家の解体・家族の解体・道義の頽廃を招いているのである。國家存立の根本である「天皇中心の日本國體」を正しく顕現するために、正統憲法に回帰しなければならない。

 

 日本の伝統的國家観・君主観とは絶対的に相容れない原理で成り立っている「現行憲法」が長く続けば続くほど、麗しい伝統的な日本の國柄が隠蔽され破壊され続けることとなる。これが現代の混迷の根本原因である。今日における維新・変革の第一歩は、「現行憲法」を否定し、正統憲法に回帰することなのである。そして日本國の建國以来の國柄へ回帰し、現代の混迷を打開しなければならない。

 

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