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2016年8月17日 (水)

『現行占領憲法』の「天皇条項」について

『現行占領憲法』においては、「国会は国権の最高機関」であり、「天皇の御地位」は、主権の存する国民の総意に基くのであるから、国民の代表者である衆参両院議員は最高権力者であり、天皇は、衆参両院議員よりも「下の地位」にあるといふことになる。そして、衆参両院議員及び衆参両院議員によって選出され信任されてゐる内閣は、天皇よりも「上」の存在だといふ悪逆思想が、意識するにせよしないにせよ、衆参両院議員に植えつけられる。

 

最近、政治家・権力者の皇室軽視・皇室冒瀆・皇室の政治利用の言動が頻繁に起ってゐる根本原因は、この条文にある。

 

「日本国憲法の制度は、国民→国会→内閣→天皇といふ序列で構成されてゐる」などといふ憲法解釈が可能なところにある。「主権者国民の代表であり国権の最高機関を構成する国会議員は、天皇陛下よりも上に地位にある」といふ考へ方が無意識的に政治家たちに植え付けられてゐるのである。

 

そして、国会議員に「国権の最高機関の一員であり主権の存する国民に選ばれた国会議員は最高権力者だ。天皇は象徴にすぎない」などといふ意識が生まれ、政治家は天皇・皇室への「かしこみの心」を無くし、不敬な言動を行ふやうになるのである。

 

皇室へのかしこみの心・尊皇精神・勤皇精神が希薄になればなるほど、日本國民の道義心・倫理感が希薄になる。なぜなら、天皇は、日本國民の道義感・倫理感の鏡であるからである。皇室への尊崇の念の希薄化と今日の日本國民の道義心の低下とは相関関係にあると考へる。

 

日本国民の道義精神・倫理感の基本は「尊皇精神」であり「神聖君主日本天皇へのかしこみの心」である。ところが今日、国民全般に尊皇精神が希薄となり、皇室を蔑ろにする政治家・官僚が増えてゐる。政治家・官僚に不祥事が相次ぐ根本的原因、そして現代日本の政治・行政・司法の腐敗・堕落・横暴の根本的原因は、政治家・官僚の尊皇精神の希薄化にある。

 

ともかく、政治家・官僚などの権力者(第四権力たるメディアも含む)が皇室へのかしこみの心・尊皇精神を喪失した時、日本國は崩壊の危機に瀕する。亡國勢力による天皇及び皇室の尊厳性の冒瀆とりわけ政治権力・政治家による皇室利用を根絶しなければならない。

 

日本國存立の基礎は、神聖君主・天皇の御存在である。日本民族が天皇及び皇室を尊崇する精神を喪失し、天皇の神聖性・尊厳性が冒瀆される時、日本國は崩壊の危機に瀕する。皇室の危機はとりもなほさず國家の危機である。

 

日本国の君主であり現御神であらせられる日本天皇は、成文憲法によって規制去せらられる御存在ではない、まして戦勝国によって押し付けられた「占領憲法」下に置かれるご存在ではない。我々国民は、この事を明確に認識しなければならない。 

天皇陛下の大御心・御意志が『現行占領憲法』によって規制されたり、制限されることがあっては絶対にならない。わが国においては、天皇の「おほみことのり」は絶対最高の「法」である。

 

 

 

 

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