« 有力視されている三人の都知事選候補者の中で、小池百合子さんが最もまともな人である | トップページ | 千駄木庵日乗七月十八日 »

2016年7月18日 (月)

黒田勝弘産経新聞ソウル駐在客員論説委員の講演内容

三月十七日に開催された『黒田勝弘先生講演会』における黒田勝弘産経新聞ソウル駐在客員論説委員の講演内容は次の通り。

「メディアは戦争が起こると儲かる。他人の不幸を商売にする。もめている方が楽しい。日本人が世界で一目置かれているのは、トヨタ、アニメではない。神風特攻隊。日本人は何かの時に凄いことをやるという記憶がある。世界でアメリカと堂々と戦った国は日本しかない。ロシア・イギリスとも戦ったのは日本しかない。私は韓国に三十年いるが、韓国人は日本の真珠湾攻撃を描いた『トラトラトラ』が好き。警戒心や日本への非難は日本が好きであることの裏返し。韓国の反日とはそういう事を含んでいる。反日=親日。日本の事を毎日報道するのは韓国だけ。韓国は世界で最も大きく日本の影を感じる。反日を言わなくなった時が、韓国が本当に力をつけた時。

 

終戦直後、韓国では『アメリカを信じるな、ソ連に騙されるな、日本は再び立ち上がる』ということがよく言われた。韓国は日本が気になって仕方がない。韓流ブームは後退。世界で一番韓国料理屋があるのは日本。李明博時代に韓国料理世界化キャンペーンをやった。代表は大統領夫人。世界で日本料理は大変な人気。韓国料理の世界化はあまり広がらない。がっかりした。日本料理が世界に広がっている。寿司・ラーメン・居酒屋ブーム。日本文化そのものをアピールしている。日本料理店は清潔、従業員のマナー、器が良い。韓国料理店にはそれがない。

 

韓国は日本に学ばねばならない。それが癪に障る。日本に追いつき、追い越せない鬱憤がある。日本はあんなに悪いことをしたと思うことによって安心するという心理がある。韓国にとって日本は元気のもと。日本をいじめて韓国は発展した。日本を意識して韓国は発展した。サムソンは最も親日企業。

 

韓国は高齢化が進んでいる。日本は高齢化問題にどうして来たかを学ぶ。企業も行政も『日本に行って調査し報告しろ』と言っている。韓国が困った状況になると日韓関係は良くなる。日本と喧嘩している暇はなくなる。今の韓国はそういう状況。韓国は経済問題、北朝鮮問題で困っている。不安になって日本に身を寄せる。中國への経済依存度が高いので非常に困っている。日本と仲良くせざるを得ない。

 

七〇年代に須之部量三駐韓国大使は私に、『韓国に二本の足を入れてはならない。両足入れてしまうと抜けなくなって倒れてしまう。いざという時に足を抜くことが出来るようにしておいた方が良い』と言った。韓国も日本を引き込んで利用しようとする。一九世紀末、日本人は韓国に行って近代化しなければならならいと一生懸命になった。韓国を清から引き離し独立させようとした。日本は島国で安定的。韓国は不安定。日本は海を越えて半島・大陸に行って失敗。韓国と日本は人種的には近いが、歴史的経験は違う。豊臣秀吉は大軍で半島に行った。妄想ではなかった。秀吉の朝鮮の戦いは実質的には日中戦争。中朝国境の満州族と秀吉軍が組めば明を打倒できた。朝鮮半島有事下に深入りすると足を取られる。

 

朴槿恵政権はあと二年。『日本は協力してやれ』というのが私の意見。二年後、左翼政権ができると全てが駄目になる。北と融和的な野党より今の政権の方が良い。手を結べる。次期政権を野党に渡さない方が良い。野党の次期大統領候補は今のソウル市長。模擬裁判で『天皇有罪』の判決を下した時の、韓国の検事役になったのがこのソウル市長。これまで中国の反日政策に朴槿恵は利用された。父への親日派批判が彼女のトラウマ。

 

韓国人は日本に来るが、日本人は韓国に行かなくなった。韓国は深刻に考えている。日本は、中国と北朝鮮の安保上の脅威の状況で韓国を利用すべし。北東アジアで核武装していないのは日本と韓国だけ」。

|

« 有力視されている三人の都知事選候補者の中で、小池百合子さんが最もまともな人である | トップページ | 千駄木庵日乗七月十八日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/63934225

この記事へのトラックバック一覧です: 黒田勝弘産経新聞ソウル駐在客員論説委員の講演内容:

« 有力視されている三人の都知事選候補者の中で、小池百合子さんが最もまともな人である | トップページ | 千駄木庵日乗七月十八日 »