« 千駄木庵日乗七月二十九日 | トップページ | 今朝思ったこと »

2016年7月30日 (土)

「ルノワール展」を参観して

今日参観した『ルノワール展』は「世界でも有数のルノワール・コレクションを誇る、オルセー美術館とオランジュリー美術館。本展覧会は、両美術館が所蔵する、100点を超える絵画や彫刻、デッサン、パステル、貴重な資料の数々によって画家ピエール・ オーギュスト・ ルノワール(1841-1919)の全貌に迫ります。写実的な初期作品から、薔薇色の裸婦を描いた晩年の大作まで、多様な展開を見せたその画業。全10章を通して、肖像や風景、風俗、花、子ども、裸婦といった画家が愛した主題をご紹介します。同時に、革新的な印象派の試みから、伝統への回帰、両者の融合へと至る軌跡も浮かび上がるでしょう。画家が辿った道のりは、常に挑戦であり、終わることのない探究でした。そして、このたび、ルノワールの最高傑作《ムーラン・ ド ・ ラ・ギャレットの舞踏会》(1876年)が日本ではじめて展示されます。幸福に身を委ねる人々、揺れる木漏れ日、踊る筆触本物のルノワールに出会う、またとない機会となるでしょう」との趣旨で開催された。

 

 

《陽光のなかの裸婦(エチュード、トルソ、光の効果)》《読書する少女》《草原の坂道》《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》《ジュリー・マネ》あるいは《猫を抱く子ども》《ピアノを弾く少女たち》《薔薇を持つガブリエル》《浴女たち》などを参観。

 

ピエール=オーギュスト・ルノワール18412月25 - 191912月3)は、フランス印象派画家である。風景画、花などの静物画もあるが、代表作の多くは人物画特に女性を描いた作品が好かれているように思う。美しいの一言である。鑑賞者にとって平和なやさしい作品である。苦悩もとか戦いは描いていない。激しさも無い。ひたすら美しさを描いた。まさに美術作品である。ゴッホやピカソとは違うと感じた。ルノワールは、「風景画ならその中を散歩したくなるような絵画が好きだ」と言ったという。日本の画家の風景画でそういう思いを抱くのは、川合玉堂の作品ではないだろうか。

リヒャルト・ワーグナー(19世紀ドイツ作曲家指揮者)、ステファヌ・マラルメ(19世紀フランス象徴派の代表的詩人)り肖像画が印象に残った。歴史的画家が同時代の別の分野の歴史的人物を描くというのは珍しいのではないだろうか。

東京の人間にとってルノワールは親しみのある西洋画家である。東京には 数多くのルノアールといふ喫茶店があるからである。この喫茶店のマッチに描かれている絵はルノワールが描いた少女像である。喫茶店はなぜかルノアールと書いてルノワールとは書かない。

|

« 千駄木庵日乗七月二十九日 | トップページ | 今朝思ったこと »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/63985038

この記事へのトラックバック一覧です: 「ルノワール展」を参観して:

« 千駄木庵日乗七月二十九日 | トップページ | 今朝思ったこと »