« 千駄木庵日乗七月二十八日 | トップページ | 四宮政治文化研究所発行・『政治文化情報』平成二十八年八月号のお知らせ »

2016年7月28日 (木)

小池百合子氏が小沢一郎氏と決別した理由

小池百合子氏は、『文藝春秋』平成二十年一月号で、一時は政治の師と仰いだ小沢一郎氏と決別した理由について次のように書いているます。

 

           〇

 

「政策上の理由では、三点ある。…国旗・国歌法案と外国人参政権の法案をめぐる対応、そして安全保障上での国連中心主義に対する見解の相違が大きい。私は国旗・国歌法には賛成。外国人参政権には否定的な立場で、自由党内の大勢も同じ見解だった。…しかし、公明の取り込みという政局的観点からか、党内議論とは別に、国旗・国歌法に反対、外国人参政権に賛成とした。…この大転換は私にとって衝撃だった。この二つの問題は国家のあり方の背骨の部分である。日本という国家としてのあり方を問う主要な政策を政局の道具として使うことに違和感を覚えた。いったん芽生えた不信感は、次第に膨れ上がって行った。いま思えば、これが〝小沢離れ〟のきっかけだったかもしれない。…そして、小沢氏の国連原理主義に対しても、じつは私は懐疑的だった。…国連はそれほど立派なものなのか。国連憲章に則って現代の国際社会を読み直せば、それは欺瞞に満ちた構図しか見えてこない、。いまや日本の国連予算はアメリカに次ぐ世界第二位にもかかわらず、国連憲章にはいまだに敵国条項が残っている。つまり、第二次大戦での敗戦国である日本の地位は、国連のなかにおいていまだに回復されていない。…その国連での決議が、果たして錦の御旗になるのだろうか、という疑問も残る。…日本は独立した主権国家である。主権国家たるもの自主独立の精神を貫くべきだ。自国の存立にかかわる判断基準を国連という外部組織に求めるべきではないだろう」。

 

        〇

ほぼ正論と思います。三人の有力候補者の中では小池百合子氏が最もまともであると思います。

|

« 千駄木庵日乗七月二十八日 | トップページ | 四宮政治文化研究所発行・『政治文化情報』平成二十八年八月号のお知らせ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/63980203

この記事へのトラックバック一覧です: 小池百合子氏が小沢一郎氏と決別した理由:

« 千駄木庵日乗七月二十八日 | トップページ | 四宮政治文化研究所発行・『政治文化情報』平成二十八年八月号のお知らせ »