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2016年6月 2日 (木)

共産主義革命が進歩であり、人民の人民による人民のための政治の実現などといふのは大嘘であった

共産主義革命が進歩であり、人民の人民による人民のための政治の実現などといふのは大嘘であったことは、今日火を見るよりも明らかになってゐる。

 

「歴史は進歩し、前に進む。その先には自由と民主主義の世界・人民の人民による人民のための世界が待ってゐる」といふのがいはゆる「進歩史観」といふ仮面をつけたマルクス・レーニン主義の歴史観である。そして「進歩主義者」「マルクス・レーニン主義者」は「歴史的必然」「科学的法則」といふ言葉を使ふ。ロシア革命も支那共産革命も科学的法則の基づく歴史的必然であり、進歩であると言ふのだ。今でもそれを信じてゐる人がゐる。

 

林健太郎氏は、「(進歩史観は・注)ア・プリオリな理論的要求であって、現実を見た考え方ではない。いかに人間の生活があってもそこに停滞というものがあり得ることは、今日においてもなおアフリカ、南洋、南米等の奥地に未開民族が何千年も同一の生活を続けているという事実が示している」(『歴史と体験』)と論じてゐる。

 

共産革命後のロシアや支那がそれ以前のロシア・支那より進歩してゐるだらうか。一体「進歩」とは何か。確かに科学技術は進歩するだらう。政治体制や経済体制、それより何より国民の生活が進歩し発展してゐるのか。

 

今日の支那・北朝鮮は、言論集会結社の自由は無く、人権は全くと言っていいほど尊重されてゐない。民主的政治体制とはかけ離れてゐる。議会政治はまともに機能してゐない。日本では、百年以上昔の明治維新によって実現した事すら、支那・北朝鮮ではまだ実現してゐない。

 

支那の民衆は、辛亥革命によっても、共産革命によっても、文化大革命によっても、全く「進歩した生活」を営むことかできなかった。それは経済格差、圧倒的多数の国民の困窮、治安の乱れ、権力闘争などを見れば明白である。

 

今日の支那もロシアも革命以前のロシア帝国・支那帝国に回帰したのである。そして対外侵略の牙をむいているのだ。その手先が北朝鮮である。

 

キューバ、北朝鮮、カンボジアは、共産主義革命なるものが如何に間違ってゐるかを証明した。二十世紀はまさに共産主義といふ妖怪が多くの人類を殺戮し、自由を奪ひ、地獄に突き落とした世紀だったのである。

 

日本国内にいまだに「似非進歩主義」「マルクス・レーニン主義」の呪縛から脱出できてゐない者たちが残存する。さういふ人々の国家転覆を目指した活動に厳しい目を光らせなければならない。ロシア・共産支那は、日本への軍事的圧迫を強めてゐる。その手先となって動くのが、かうした連中である。

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