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2016年5月22日 (日)

『三島由紀夫・森田必勝両烈士顕彰祭』における田母神俊雄氏(第二十九代航空幕僚長)の講演内容

昨年十一月二十四日に行われた『三島由紀夫・森田必勝両烈士顕彰祭』における田母神俊雄氏(第二十九代航空幕僚長)の講演内容は次の通り。

 

「三島由紀夫氏が自決された時、私は防衛大学四年生で、陸上戦闘の訓練をしていた。昼飯を食べていた時、三島氏が自決したと聞き驚いた。当時の猪木正道防衛大学校長は、雑誌の対談や朝礼などで三島氏を激賞していた。ところが、中曽根総理が、三島氏の自決を『とんでもないことだ』と言ったら、猪木校長は我々を集めて、『とんでもないことだ』と言った。ガイダンスでも学校側は『三島はとんでもない人だ』と躍起になって言った。『三島氏は自分のためではなく国家のために自分の命を絶ち警鐘を鳴らした』というのが当時の防大生の認識だった。人が変らないと政治は変わらない。三島氏は感性が鋭い人だった。三島氏は日本の政治が中・韓・米などの外国から何か言われると右往左往することを予見していた。

 

防大の先生方は『自衛隊は軍になる』と言っていた。私は定年まで自衛隊にいたが、悪い状況にしかなっていない。今の自衛隊米軍に握られている。イージス艦を持っているが、アメリカの継続的支援がなければ動かない。兵器システムの機能はソフトウエアが決める。国家の自立とは軍の自立。F十五・イージス艦・パトリオットミサイルは暗号を使っている。アメリカの暗号しか使えない。GPS(注・グローバル・ポジショニング・システム。英語: Global Positioning System, 全地球測位システム。アメリカ合衆国によって運用される衛星測位システム)もアメリカのもの。そういう状況に置かれている。兵器国産の方向に行かねばならない。そうはならないのは政治が兵器を決めるから。決定権を自衛隊に与えなければ駄目。防衛予算が伸びる以上にアメリカに払う金が増える。対米依存から抜けられない。

 

『日本は良い国だ』と言ったら私は首になった。『正しいことを言うな』と言うバカな国があるか。日本の政治は事なかれ主義。拉致問題も隠されていた。『竹島上空に自衛隊機は行くな』という命令が出された。それから韓国による竹島実効支配が始まった。

 

戦闘機を国産すべし。国が大規模予算を投入しないと、あと五年経つと戦闘機開発技術者がいなくなる。三菱重工は国産戦闘機を作ることを目的にF1が飛んだ。三菱重工業が、戦後に、日本が初めて独自開発した超音速飛行が可能な戦闘機。F-35(注・アメリカ合衆国の航空機メーカー、ロッキード・マーティンが中心となって開発している単発単座の多用途性を備えたステルス戦闘機)へのアメリカの圧力がある。アメリカの物ばかり買っていないで自立の道を行かねばならない。アメリカは自衛隊をアメリカの支配下に置こうとしている。政治家が決心しないと駄目。

 

シビリアンコントロールは国際会議では話題にならない。財政上のコントロールなのに、日本では人事上のコントロールになっている。

 

憲法改正の道は遠い。安保法制に野党第一党の民主党が反対する。軍は国際法で動くのに、日本の自衛隊は国際法で動けない。国内法で動く。安保法制は第一歩。根拠法規で動くと相手に分かるから戦いに勝つことはできない。中国に作戦計画を知らせるような事。自衛隊の任務遂行が困難になる。集団的自衛権容認で少し改善された。

 

中国派とアメリカ派が争っているのが日本の政治。日本派の政治家がいない。これが、日本が右往左往している原因。自分の国は悪い国だと教えているのが日本の教育。朴槿恵は、父親が大日本帝国軍人として戦ったのに、中国が行った『反ファシズム戦争勝利七十周年の記念式典』に参加した。韓国とは言論で徹底的に戦うべし。日本がいないと中国の経済は成り立たない。中國との経済関係を全て止めても日本はビクともしない。韓国の『お願い』は絶対聞いてはいけない。韓国なんか助けないという強さが日本には必要。

 

日本派の政治家が集まった政党が出来なければならない。公明党は神社にお参りしない。日本伝統文化の中心が神社。そこにお参りできない政党が政権の中にいたら日本を取り戻すのは難しい。私は六十七歳だがあと十年は大丈夫。倒れるまで頑張る。女性の社会進出は出生率を低くする。女性の社会進出は税金の増収が目的」。

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