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2016年5月13日 (金)

この頃詠みし歌

物忌みの如くに籠る今日一日(ひとひ)書を讀み祈りをして過ごしたり

 

大食漢にはあらざれど蕎麦のみでは腹一杯にならぬ悲しさ

 

住み慣れしマンションは地震に耐え得るかそんな不安を抱きつつ居る

 

この国のこの平安は地震起きて一瞬のうちに崩れゆくかも

火事場見物の人々の顔の面白さ伴大納言絵巻をまじまじと見る(山種美術館参観)

 

山越えの阿弥陀仏像を仰ぎつつ二上山を思ひ出しをり()

 

西方に極楽があると信じゐし昔の人を心を偲ぶ()

 

生き生きと新緑の光は街に満ち歩む我らの心浮き立つ

 

生命力強きわが母今日も吾と共に過ごして楽しげなりき

 

買ひて来しスイーツを美味しと食し給うわが母よ永久に健やかにゐませ

 

東北の旅

 

清らけき湖と満開の桜並木わが日の本は美しきかな

 

山奥の水芭蕉の群れの中を歩む白きを喜ぶ心のままに

 

水車の音聞こえ来る部屋に一人居て美しきその調べ聞きをり

 

せせらぎの音を聞きつつ眠る夜清きしらべのごときその音

 

清き流れのせせらぎに掛けられし橋を渡り朝風呂に行くことのすがしさ

 

せせらぎの上の小さき橋渡り朝のいで湯に入り行く楽しさ

 

様々に調理されたる山菜をうましうましと友と食せり

 

学生時代の合宿生活を思ひ出す山奥の宿に顔洗ひつつ

 

春の朝白濁の湯につかりつつ青空仰ぐ心地良さかな

 

 

 

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