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2016年5月11日 (水)

今こそ日本國民は「日本こ中華である」との大自覚を持ち國難に当たるべき時

「中華思想」は、周辺諸民族を「東夷」「西戎」「南蛮」「北狄」と呼んで獣や虫けらのやうに蔑視し侮った。

 

「東夷」とは弓を射るのがうまい民族・東方の野蛮人のことで、日本・満州・朝鮮などの民族を指す。「西戎」とは槍術のうまい民族・西方の野蛮人のことで、チベットやトルコ系の諸民族を指す。「南蛮」とは蛮は虫扁がつく南方の野蛮人のことで、インドシナなど南海諸地方の民族を指す。「北狄」とは犬扁のつく北方の野蛮人のことで、匈奴(きょうど)・ウイグル・韃靼(だつたん)等の遊牧民族を指す。いづれも野蛮な民族といふことである。

 

「中華思想」ほどの他民族に対する差別思想・侵略思想・大國主義はない。支那はこの論理によってこれ迄の長い歴史において周辺諸國を侵略して来た。秦始皇帝・漢武帝・隋煬帝・唐太宗のように内乱の後に大統一帝國が成立した後には、強力な國外侵略を行ってゐる。毛沢東も前述した通り、共産支那帝國成立後、東トルキスタン・内モンゴル・チベット・朝鮮・ベトナムを侵略した。今日、台湾・沖縄・南シナ海・東シナ海を狙ってゐる。

 

このやうに、支那人のきはめて独善的な支那中心意識から生まれた優越意識・唯我独尊・大國主義・統一主義・侵略主義の思想體系が「中華思想」である。この「中華思想」が、あの広大にして人口の多い支那大陸を一つの権力國家にまとめあげてゐる原理である。そして「中華思想」は、支那大陸における少数民族の抑圧の原理、アジアにおける覇権確立の原理となってゐる。

 

支那人に、欧米や日本に対する強烈な対抗意識・復讐心が生まれた。それが「中華思想」といふ侵略主義・大國主義を一層強化させてゐる。

 

共産支那による理不尽極まりないわが國への恫喝・内政干渉・日本に対する侮蔑・差別観念は、「中華思想」と復讐心から来てゐる。

 

我々日本民族は、支那大陸に存在する漢民族の政権のみが「中國」とか「中華」を名乗る資格があるのでは断じてないといふことを正しく認識しなければならない。わが國もまた「葦原中國(あしはらなかつくに)」即ち「中國」なのである。

 

山鹿素行の『中朝事實』といふ著書がある。これは徳川時代初期に著されたもので、「日本は神國なり、天皇は神聖なり」といふ思想が根幹にあり、後世のいはゆる日本主義思想に大きな影響を与へた。

 

平泉澄氏は次のやうに論じてゐる。「山鹿素行先生は…日本こそ他國にすぐれたる國であり、正しく中華といひ、中國といひ、中朝といふべき國であるとして、ここに日本の歴史を述べて、これに題して中朝事實といはれたのであります。…中朝事實こそは、長く外國の學問に耽り、外國の思想に惑ひたる後に、一朝目覺めて日本を發見し、日本の偉大に驚歎し、ここに眞の學問として日本學を樹立組織せんとしたる先哲の偉大なる足跡といふべきであります」(『日本學叢書 中朝事實』解説)と。

 

山鹿素行は我が日本こそ文化概念としての「中國」であって、支那は「中國」にあらずとの前提に立ってゐる。『中朝事實』には「『皇祖高皇産霊尊(みおやたかみむすびのみこと)、遂に皇孫天津彦彦火瓊瓊杵命(すめみまあまつひこひこほのににぎのみこと)を立てて、葦原中國(あしはらのなかつくに)の主(きみ)と爲さんと欲(おぼ)す。』謹みて按ずるに、是れ、本朝を以て、中國と爲すの謂(いひ)なり…本朝の神代、既に天御中主尊有り、二神(ふたはしらのおほんかみ)國の中の柱(みはしら)を建つれば、則ち、本朝の中國たるや、天地自然の勢なり」と記されてゐる。

 

支那に対する誤れる劣等意識は微塵も持ってはならない。日本は今日、中華帝國主義とアメリカ覇権主義の狭間にあって苦しむのみならず、北朝鮮にはミサイルを飛ばされ國民を拉致され、韓國やロシアには領土を取られ、共産支那や韓國から教科書を検閲されてゐる。今こそ日本國民全體が「日本こそ他國にすぐれたる國であり、正しく中華といひ、中國といひ、中朝といふべき國である」との大自覚を持ち、愛國心・大和魂を発揮して國難に当たるべき時である。それこそが、今日興起すべき健全なるナショナリズムである。

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