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2016年4月25日 (月)

日本傳統精神が現代の危機を打開し救済する力となり得る

自然に抵抗し、自然と戦わなければ、人間生活を維持できない厳しい自然環境に生活する人々は、様々な論理や分析を必要とした。そして厳しい自然環境にあって、人間が穏やかで繁栄した生活を営むためには、自然を作り変え、改造しなければならない状況にあった。

 

自然と対決し戦い、自然に打ち勝たねばならない厳しい自然環境の中東半島のようなところに生きる人々は、経験的知恵や合理的知識・分析・説明が不可欠であった。そこで、多くの教条教義を作り出した。また、自然と戦う武器や技術を必要とした。

 

中東に生まれた一神教(ユダヤ教・キリスト教・回教)は、そういった環境と生活から生まれた宗教であるから、現実をそのまま肯定し自然に随順し自然そのものを神として拝むなどということはない。そして「エホバ」という唯一絶対神を信じ、ある特定のすぐれた人物の説く教義を信じ、その人物を崇拝する。そしてその他の神や教えを排撃する。そして過去においてのみならず今日ただ今も宗教戦争をくり返している。

 

また近代社會を混乱に陥れ、限りない闘争と破壊を起し、自然を破壊してきた思想が、西洋近代の合理主義でありそれを根幹とする科學思想といふイデオロギーである。これを超克し是正するものが、日本の傳統精神である。日本傳統精神は、「合理的なものの考え方」を否定するのではなく、その欠陥を補うのである。

 

歴史や自然を対立的にとらえて、論理や教条を振り回して自然や宇宙や人生や歴史の本質を説き明かそうなどという不遜な考えは持たなかった古代日本人の基本的な姿勢を、現代において甦らせることが必要なのである。

 

現代日本の混迷は、日本國體を否定し、日本傳統を否定し、神を否定する思想が蔓延して来たことがその根本原因である。しかし、わが日本民族は、今日の混迷を打開し正しき日本の姿を回復するに違いない。そのためには、歴史を回顧して明らかな如く、真に國家の傳統精神を継承する者たちの必死の努力精進が必要である。

 

わが國の麗しい山河、かけがえのない道統を重んじ、日本の傳統的な文化を大切なものとする姿勢を取り戻し、祖國日本への限り無い愛と、國民同胞意識を回復しなければならない。わが國は天皇の文化的精神的統合精神を基盤として生きてきた。それは國家のエゴ・侵略性・収奪性を和らげ命の大切さを実感させるものであり続けた。

 

また日本傳統信仰を基盤として、わが國は、様々の文化・芸術を花咲かせてきた。その文化芸術は今や、世界的に高く尊い価値を持っている。日本が世界に貢献できるのは、決して経済だけではない。むしろ文化芸術そしてその基盤である日本傳統信仰が今後の世界に大きな貢献をすると信じる。

 

日本國體は、神話の精神がその淵源である。神話の再興が現代の救済である。日本天皇は、神話時代からの傳統を継承され、實際に今日唯今も神話時代以来の祭祀を行われている。「天皇の祭祀」は、今に生きる神話である。天皇は、これからの日本と世界の真の平和と再生にとってまことに大切な御存在である。

「傳統精神」「國體精神」「神話の精神」というものは、急速な科学の進歩と世界の統合化やグローバル化によって人類の中に吸収されて消滅することはあり得ない。歴史的に形成されてきた傳統精神は永遠に生き続ける。天皇がその体現者であられる日本傳統精神が現代の危機を打開し将来の日本及びアジアそして地球の救済の力となり得る。

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