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2016年2月11日 (木)

わが國は朝鮮半島に対して如何に向き合ひ、どう対処すべきか

 

今後、わが國は朝鮮半島に対して如何に向き合ひ、どう対処すべきかについて、葦津珍彦氏は次の如くに論じてゐる。

 

「日韓両民族が、一視同仁の聖天子の兄弟たるべき時代は消え去ってしまった。…仲のわるい隣邦の外國人にすぎなくなった。日本人の道義も失はれ、金権の外に考えない気風に汚染されている。韓國人は自ら國を亡ぼしてしまった歴史を、ことさらに抹殺して、日本をただ悪者にして、公正の歴史をゆがめて、対日請求のやくざ集団のような思想にとりつかれている。ここでは、はっきりと日韓は別國とわり切って、冷徹な國家対國家の國際公法の『理性』に立ち、相和すべき理があれば和するが、対決すべき理があれば同志を拒否し対決するとの原点に戻って、初めから、出直す外にあるまい。その対等対決の中から、自らにして兄弟の情のわき出るを切望するが、心にもない特殊、非情理な、拵え事のだらだら回想情操論は一旦打ち切った方がいい。今の條件で日本天皇と親しむ者には親しみ、敵対する者には敵対するがいい。異國人相手の交際からの出直しだ」(『朴鐡柱君悲痛の生涯』・「朴鐡柱大人を偲ぶ」所収)

 

全く同感である。日本と韓國とは近親でも身内でもない。異文化・異民族であることを正しく確認すべきだ。当たり前のことだが、日本と韓國とは別の國であり別の民族である。地理的には近隣でも文化的・民族的には決して近隣國家ではない。

 

また、アジア・東洋で一括りにすることはできない。アジア諸國家・諸民族には文化・歴史・宗教などに大きな違ひがある。それぞれ個性がある

 

近年、「東アジア共同体」といふ考へ方が唱へられてゐる。全世界の國家がさうであるやうに、東アジアにおいても大陸國家と半島國家・海洋國家とに分けられる。支那は大陸國家であり、朝鮮は半島國家であり、日本や東南アジア各國は海洋國家である。戦争が起こる確率が高いのは、半島國家であると言ふ。大陸國家・半島國家・海洋國家が「共同体」を形成することはきはめて難しいといふか、不可能に近いと考へる。 

 

日本と支那が「共同体」を形成するといふことは、日本が大陸との関係を今日以上に深めるといふことである。これまでの歴史で、日本が大陸に進出して成功したためしはない。今日言はれてゐる「東アジア共同体」に日本が積極的に関与するのは、きちんとした國家戦略を確立しないままに、無原則に支那大陸に深く進出して行った戦前のわが國の過ちを繰返すこととなると考へる。

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