« 千駄木庵日乗二月十六日 | トップページ | 千駄木庵日乗二月十七日 »

2016年2月17日 (水)

わが國の朝鮮併合を『植民地支配』と言うのは大きな間違いである

中川八洋氏は、その著『歴史を偽造する韓国―韓国併合と搾取を捏造された日本』において次のように論じている。

 

「主権国家が具備すべき第一は、国家の名誉や体面をみずから擁護していく堅い決意であり、それが対外行動の規範となっていなくてはならない。だが、現実の日本は韓国の歴史の改竄・偽造に目をつぶる。それでいながら、韓国からの国際社会のルール違反の内政干渉という不条理さをもっての歴史の改竄・偽造の強要に対しては叩頭する。日本の謝罪や叩頭は、国家観の正常な交際からの、日本の逃避である。是では日本は国家でない。国家としてあるまじき、古の日本の姿勢は、日本に併合されるかそれとも亡国化に瀕していた、あの李氏朝鮮の末期そのものの再現である」「日本の朝鮮統治は『植民地支配』などといわれるが、朝鮮はわずかも『植民地』として扱われていない。日本は朝鮮統治から財政的・経済的メリットがあったはずであるが、そのようなものは皆無であった。逆に、日本は朝鮮統治のために巨額で過度な財政的負担を強いられた。七千万の日本人は、その分増税を強いられた。マルクスの用語に従えば、日本人は朝鮮人に『搾取』された」「朝鮮は日本の統治によって年々豊かになった。人口は、一九一〇年の一三一三万人が、一九四二年には二五五三万人へと激増した。…一人当たりの国内総支出も、一九一〇年の五八円が一九三八年には一一九円と、二倍になった。人口が増えた上に所得がさらに増えた事実だけでも、朝鮮統治における世界史的に例をみない日本の『善政』は一目でわかる」。

 

中川氏の言うとおり、わが國の朝鮮併合を『植民地支配』と言うのは大きな間違いである。朝鮮は日本の植民地ではなかった。九州・四國と同じに考えられた合邦國家であった。だから朝鮮総督府は内閣に直属していた。

 

明治天皇の『韓國併合に付下し給へる詔書』(明治四十三年八月二十九日)に、「(朝鮮の注)民衆は朕が綏撫の下に立ちて其の康福を増進すべし。産業及び貿易は治平の下に顕著なる発達を見るに至るべし。而して東洋の平和は之に依りて愈々其の基礎を鞏固にすべきは朕の信じて疑はざる所なり」と示されている通り、わが國には韓國・朝鮮を植民地する考えは全くなかった。

 

わが國が朝鮮半島において植民地搾取を行ったと言うなら、『数字』を根拠とするべきである。朝鮮統治三十六年間、朝鮮総督府の財政予算の一五~二0%は日本中央政府から補助を受けていた。『日本は朝鮮半島の土地を収奪し、人の命を収奪した』と言うが、日本統治時代に朝鮮の土地の利用価値・生産価値を高め、三十七年間の自然・社會環境の整備によって人口を倍増せしめた。

 

十九~二十世紀にかけて『合邦國家』は、日本と朝鮮だけでなく、中南米・欧州にも多くあった。ノルウェーとデンマーク、チェコとスロバキア(これが一番日韓と似ている)、オーストリアとハンガリー、スコットランドとイングランドなどである。『合邦國家』の誕生は「侵略」でもなければ、「植民地支配」でもなかったのである。

 

 

昭和四十年の『日韓基本条約』締結の時、韓國は『日本の韓國統治は侵略・不法行為である』といった態度で臨んだが、当時の日本政府は『あなたの國と戦争したことはない。賠償をするような不法行為はなかった。歴史問題を言い出したら切りがない』という主張を貫き、過去の歴史問題に決着をつけた。

 

さらに当時のわが國政府は、「日本は戦前、朝鮮半島に莫大な財産を築いたが、戦後全て取り上げられた。取り上げられた日本の財産の請求権を日本は放棄するから、韓國も賠償を請求するな」と主張した。「韓國國民に対する個人賠償が出来ていない」という主張があるが、それは「請求権に関して完全且つ最終的に解決した」と書かれている『日韓基本条約』への無知から出て来る議論である。

|

« 千駄木庵日乗二月十六日 | トップページ | 千駄木庵日乗二月十七日 »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/121949/63223929

この記事へのトラックバック一覧です: わが國の朝鮮併合を『植民地支配』と言うのは大きな間違いである:

« 千駄木庵日乗二月十六日 | トップページ | 千駄木庵日乗二月十七日 »