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2015年10月 6日 (火)

大西郷遺訓・「正道を踏み国を以て斃るるの精神無くば、外国交際は全かる可からず」

「棍棒片手に猫なで声で外交をすれば、大体成功する」という言葉がある。日米開戦時のアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトの言葉であるという。脅しと猫なで声が外交の基本ということである。わが国を開戦に追い込んだ人物らしい言葉である。ただし日米開戦直前のアメリカは、「猫なで声」どころではなく、日本を挑発する行動をとっていた。さらに、「外交は華麗に礼装した軍事である」という言葉もある。

 

やはり国家というものは、国軍を持たなければ駄目である。わが国には、自衛隊は存在するし、その能力は精強だと言われている。しかし、憲法上「国軍」と正しく規定されていない。領土問題・資源問題・拉致問題など色々なことで周辺諸国から馬鹿にされ、なめられ、主権を侵害されっぱなしなのは、「日本は何をやっても報復できない、反撃して来ない」と思われているからである。『現行占領憲法』があるかぎり、「戦争」「武力の行使」を放棄しているのである。これでは何処の国とも対等な外交はできない。まして、共産支那や北朝鮮や韓国という無法国家とわたりあう事はできない。

 

共産支那は敵性国家である。このような国との友好関係はあり得ない。南北朝鮮、共産支那のわが国に対する恫喝・内政干渉・主権侵害を跳ね除けるために、わが国は相当の覚悟を決めねばならない。『現行占領憲法』を破棄し、『国防』『国軍』を明記した自主憲法を制定すべきである。

 

支那人の対外優越意識・唯我独尊・大國主義・統一主義・侵略主義の思想體系を「中華思想」と言う。「中華思想」は、周辺諸民族を東夷・西戎・南蛮・北狄と獣や虫けらのように呼んでこれを蔑視し侮る。この「中華思想」があの広大にして人口の多い支那大陸を一つの権力國家にまとめあげている唯一の原理である。「中華思想」は、対内的には少数民族の抑圧の原理、対外的には軍事的侵略による覇権確立の原理となっている。共産支那による理不尽極まりわが國への恫喝・内政干渉、そして、わが國外交官に対する不法行為が行なわれる根本原因は、「中華思想」である。支那の日本に対する侮蔑・差別観念は「中華思想」から来ている。

 

「中華人民共和國」という名の支那共産政府は、日本を「侵略國家」と非難攻撃し謝罪を要求し続けているが、支那漢民族こそアジア最大の侵略者であることは古今変わらぬ歴史的事實である。

 

わが國のいわゆる「媚中派」の政治家もメディアも、「わが國はかつて中國を侵略した悪い國である」という先入観を持っている。しかし、共産支那こそ、今日アジア最大の軍事大國であり、覇権國家であり、侵略國家である。 

 

それは西郷南洲翁が「正道を踏み国を以て斃るるの精神無くば、外国交際は全かる可からず。彼の強大に畏縮し、円滑を主として、曲げて彼の意に順従する時は、軽侮を招き、好親却て破れ、終に彼の制を受るに至らん。」「國の凌辱せらるゝに當りては、縦令國を以て斃るゝとも、正道を踏み義を盡すは、政府の本務なり。然るに平日金穀理財の事を議するを聞けば、如何なる英雄豪傑かと見ゆれども、血の出る事に臨めば、頭を一処に集め、唯目前の苟安を謀るのみ、戦の一字を恐れ、政府の本務を墜しなば、商法支配所申すものにて、更に政府には非ざる也。」と説かれている通りである。

 

何処の國の革命も変革も、洋の東西・時の今昔を問はず、外國との関連・外國からの圧力によって為し遂げられたと言へる。

 

古代日本の大変革たる大化改新、そして近代日本の出発=明治維新も外国からの危機の下に行はれた。今日の危機的状況を維新変革の好機ととらえねばならない。

 

今日の日本は、内憂外患交々来るといった状況になってゐる。対外的には、教科書問題・靖國問題・領土領海問題・歴史問題など、支那や南北朝鮮から内政干渉と軍事的恫喝と侮りを受け、領土領海は侵され、國家としての自主独立性は失はれてゐる。

 

対内的には、売國政党の跳梁跋扈・教育荒廃・経済の停滞等々、文字通り内憂外患交々来たるといった状況である。特に許し難いのは、國家基本問題・歴史問題で外國からの内政干渉と追随し結託して祖國を内部から脅かす売國政治家・偏向マスコミの存在である。

 

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