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2015年7月 3日 (金)

祭祀国家日本国は、君主たる天皇と、国民と、国が生命的に一体の関係にある

世界各地の神話は、神は人間を創造し天地を造っている。日本神話においては、伊耶那岐命・伊耶那美命の二神は、國を生んでいる。日本神話は、日本という国の生成が語られている。すめらみこと・日本天皇を祭祀主とする祭祀国家日本の成立の物語が日本神話なのである。神話の初めより、伊耶那岐命・伊耶那美命の「むすび」によって大八島といふ日本の国土が生まれてゐる。さらに、伊耶那岐命・伊耶那美命は、八百万の神々をお生みになり、さらに天照大神をお生みになった。日本国土も、八百万の神々も、天照大神も、伊耶那岐命・伊耶那美命から生まれた「はらから」なのである。

 

 

村岡典嗣氏はこのことについて、「日本國家を形成せる國土(即ち大八島)と元首(天照大神)と、而してまた國民(諸神)とが、同じ祖神からの、神的また血的起源であるといふことである」(『日本思想史研究四』)と論じてゐる。村岡氏は「元首」といふ言葉を使っているが、「元首」は「head of state(権力機構の頭首)という意味であり、天皇の御本質とはく異なる。従って「君主」あるいは「すめらみこと」と言うべきである。

 

祭祀国家日本国は、君主たる天皇と、国民と、国が生命的に一体の関係にあるといふことである。現代的に言ひ直すと、国家成立の三要素たる君主・国民・国土が一体の関係にあるということである。国家・君主・国土は相対立する関係ではないし、況や、君主と国民はあい対立して国家権力を争奪する関係でもないのである。

 

日本は契約国家でもないし、権力国家でもない。日本は祭祀国家であり、天皇を祭り主と仰ぐ信仰共同体である。それが日本国家成立以来今日まで変わることなく続いて来ているのである。これを万邦無比の日本國體と言ふ。

 

日本民族は国家観は、西欧近代の国家観とは全く異なる。西洋国家観に基づく「現行占領憲法」は、祭祀共同体としての日本国の國體を隠蔽している。いちいちも早く、「現行憲法」は否定されなければならない。

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