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2015年4月 7日 (火)

政治家官僚に敬神尊皇の思ひが希薄になったことが今日の政治の混乱の最大原因である

今日のわが国の議会政治は、とてもまともに機能してゐるとは言へない。政党間・政治家同士の醜い権力闘争が繰り返されてゐる。この原因は、わが国の道統である「尊皇精神」「天皇へのかしこみの心」が、政治家にも国民にも官僚にも希薄になってゐるからにほからない。即ち肝心要の「一君萬民の國體」が隠蔽されてゐるのである。これは、『現行占領憲法』にその大きな原因がある。

 

議会政治は、多数決を基本とする。権力闘争や利害の対立を抑制し、道義、理性がその根底になければならない。人間は政治的動物だなどと言って、道義道徳・理性を忘却してはならない。

 

江戸時代中期の不世出の国学者・思想家・詩人賀茂真淵は、「…さて臣たちも神を崇めば、心の内に、きたなき事を隱す事を得ず、すめらぎを恐るれば、みのうえに、あしきふるまひをなしがたし、よりて、此の二つの崇みかしこみを、常わするまじきてふ外に、世の治り、身のとゝのはんことはなきをや」(『賀茂翁遺草』)と説いてゐる。

 

後藤田正晴氏は、「国務大臣などの政治家は天皇の臣下ではない」といふ意識の持ち主であった。後藤田氏は平成十二年十二月五日号の『日本経済新聞』で、中央省庁の再編に関するインタビューに答へて、「まず大臣といふ名前を変へたらどうか。誰の臣下ですか?。行政の長なんだから『長官』でいい」と述べた。

 

これは、天皇を君主と仰ぐ建国以来のわが国國體を否定し、『現行占領憲法』体制下においてもわが国は立憲君主制であるといふ自明の理を否定する許し難い発言である。社民党・共産党・極左分子がこのやうな発言をするのならまだしも、警察庁長官・内閣官房長官・自治大臣・内閣副総理を歴任し、官僚・政治家の頂点、即ち政治権力の頂点に立ったと言っていい人物が、このやうな発言をしたのである。

 

臣下国民とりわけ政治家官僚に敬神尊皇の思ひが希薄になったことが今日の政治の混乱の最大原因であると考へる。

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